熟年カップル誕生?

卓球部が盛り上がっている。
患者さんのサークル活動だ。
他にも、朗読部、ダンス部、
写真部…色々ある。

卓球のあとはカラオケ。
体育系と文化系でバランスもいい。

84歳の田無さんは卓球は初めて。
それでも上達が著しいそうだ。

田無さんは社交ダンスをしていた。
ダンスも高齢になってから始めた。
ダンスは覚えることが多い。
できなかったことができるようになる
体験をしているのは大きい。

新しいことを始めるには勇気が必要だ。
自分で「無理」と決めつける。
新しいことを始められない理由の
大半は先入観だ。

つくづく感じる。
成功体験は重要だ。

75歳の荒川さんは昨年妻を亡くした。
69歳の横井さんは昨年夫を亡くした。
卓球を始めて2人とも明るくなった。
検査データも劇的に改善している。

(自称)カップリングに定評のある
主治医は二人を焚き付けている。
「一緒になれば?」
二人ともまんざらでもない様子だ。

先日、荒川さんが風邪をこじらせた。
横井さんは一生懸命看病したそうだ。
荒川さんはうつ気味な横井さんを
いつも笑わせている。

いいと思う。
新しい関係性を始めるのも
間違いなく素晴らしい。
相手がいなければ一人にさえ
なれないのだから。

毒ですよ!

早い話が
そんなに感染がイヤなら旅行するな
ということだ。

「家にあったクスリを飲みました」
31歳男性飲食店勤務。

「何ていうクスリ?」
「ちょっとわかりません」
「家族はなんでそのクスリもらったの?」
「風邪です」

「君は下痢でしょ?全然ちゃうやん?」

コントではない…

医師しか出せないクスリは怖い。

ましてや、弱っているときだ。

肝炎、胃潰瘍、腎障害…

クスリに副作用があるのは皆知っている。

普段だと極力クスリを飲みたがらない。
なのに、わからないクスリを平気で飲む。

やはり「病」は IQ を下げるのか?

海外で発症した感染症の重症化が

問題になっている。

渡航先で風邪や下痢を発症する。
常備薬として携帯した抗菌剤を飲む。

中途半端な使用で耐性菌ができる。

耐性菌はその名の通り抗菌剤に耐える。
つまり抗菌剤が効かない。
高齢者や抵抗力の弱い人に直撃する。

治す抗菌剤がないのでヘタしたら死ぬ。

非常に罪深いと言わざるを得ない。
旅行用に医師が処方するとは考えにくい。
余ったクスリを持っていくのだろう。
絶対に止めてほしい!

旅行先に持っていくクスリを相談される。
2種類だけ、常備薬として出してあげる。
本当は保険医療上あまりよろしくない。

ちゃんと説明すると長くなる。
別の機会に書くことにする。

エクソシスト医者

今度お家へ行って除霊したげます

今日は2名来院した。
小黒さん90歳と清武さん83歳。
どちらも女性だ。
2人とも
「こんなこと言うと笑われるかしら」

から始まった。

まあ、色々と見えるそうだ。
昔出会った人たち…

よくわからない蠢く(うごめく)もの…

高齢未亡人が多い。
夫を亡くした直後にはあまり聞かない。
数年経ってから見え出す。
認知症初期ということもある。
レビー小体型認知症は幻覚が特徴だ。

だから認知機能の検査は欠かせない。

今回は二人とも認知症ではなかった。

幸か不幸か…

本当に存在するのかどうか?
それは、この際どちらでもよい。
幽霊もお化けも「娯楽」でしょ?
という姿勢だ。
ディズニーランドはいつも満員だ。
ディズニーキャラは想像の産物だ。
想像と幻覚の違い?
リアリティの違いだろう。
ディズニーランドにはキャラが実在する。
十分にリアリティがあるではないか!
見方次第ではただのお化け屋敷だ。

と言ってお叱りを受けたが…

人間の脳は色々見せてくれる。
幻覚や幻聴を作るのは得意技だ。
脳内物質の過剰分泌かも知れない。
自然現象を説明する。
科学がその役目を果たしてきた。
今「不思議」と思われていること。
それも近未来解明されるはず。
科学者としてその態度は崩せない。
とは言え、科学者も週末教会に行く。
医師もお参りする。

文化は文化。それでいいのだ。

無下に否定するのも大人げない。
「除霊得意なんですよ、こう見えて。

今度除霊しに行きますよ」

医療従事者よ、エクソシストたれ!
ほどほどにね…