本末転倒だらけ


足立区立の中学校が7月10日まで
臨時休校にするそうだ。
6日に女子生徒がPCR陽性だった。


彼女は発症したのだろうか?
その辺りの情報が出ていない。
前日まで土曜、日曜。
数日前の検査の結果だろう。
それで10日まで臨時休校?

以前、弁当屋さんのマスクについて
ブログを書いた。
https://imcjapan.org/medicalcoaching/%E3%81%8A%E3%81%AB%E3%81%8E%E3%82%8A%E6%96%87%E5%8C%96?fbclid=IwAR3JQ9L-m_xrFpwlco6FnFuKQ5i_0QZOr4N8kJ–dnJ6FlKpOvSU9HWlc00
感染が疑われる人の作った弁当食うか?
料理する人を信頼しているでしょ!

学校でなぜ皆マスクをさせられるのか?
自分や誰かが感染しているかもしれない。
だからマスクをしているのだ。

であれば、感染者が出たってかまわない。
校内では予防できているはずだ!

校外で感染する可能性はある。
学校に運んではいけないから予防している。
でしょ?

最初から感染者がいる前提なのだから、
予定どおりなのでは?
足立区の医師会長が発信すべきだ。

一人感染者が出る度にこんなことを
しているから差別が生まれるのだ。
こんなに周りに迷惑をかけるのなら
誰も検査しなくなってしまう。
ホントにアホばっかりなのか?

差別やら風評被害やら・・・


「コロナ診てるらしいね」

中華料理屋で、奥からママが
なかなか出てこない。
ようやく出てきて開口言われた。
家族全員当院の患者だが、
ママだけ最近来院しない。

(なかなかやるやんけ!)
笑えた。

まあ説明するのも邪魔くさいが、
言うことは言っておこう。
「コロナを選んでるわけではないよ。
熱出た人を診てるんよ。
ママが熱出たら診んでもええの?」


困った顔をしながら
「尾ひれ羽ひれつくから」
と気まずそうに言い訳していた。

これが風評被害か。
ようやく目の当たりにし始めた。

「あの診療所コロナ出たから
行かない方がいいって言われたよ」

外来で言われた。
常連患者だ。

「来んでええです。
お願いして来てもらう
仕事してないから」


サイレントクレーマーは
何も言わずに立ち去る。
うちの患者さんたちは
サイレントしていられない。
バイブレーションが隠せない。

28歳の力士が死んだ。
なかなか診てもらえなかったそうだ。
断った医師にとってもトラウマだ。

お上の指示に従ったのか?
風評被害を恐れたのか?
本当に新コロが恐かったのか?

それは知らない。
若者の死をムダにしてはいけない。

保険屋から聞いた実話だ。
一旦「コロナ陽性」と出たら、
保険には入れないらしい!
だから検査前に医者に加入を
勧めているそうだ!


こんなとこにもあった。
差別の種が!

そりゃあ検査も増えないはずだ。

組織の長としてスタッフを
守らないといけない。
コネを最大限に利用して職員全員に
PCR検査をした。

もちろん全員「陰性」だった。
うちの診療所はクリーンだ。

これからも定期的に検査する。

昨日はTBSの密着取材だった。
医療崩壊防止、医療従事者への
差別防止の提言をした。

使える手を全部使って
何とかしてやろうと思う。

陽性?陰性?


「陰性でした」
「よかったあ」

と安堵する患者さん。

合否判定のような心持で
結果を待っているのだろう。

インフルエンザ流行期に
よく出くわすシーンだ。

発熱疾患はゴマンとある。
インフルではない?では何?
こちら側は鑑別診断開始だ。

HIVの結果を伝えるときも
同じシーンがある。

検査のリピーターには
(何回繰り返すねん!)
と言いそうになるが、慎む。

インフルでもないHIVでもない
病の方が厄介だ。

治療法の確立していない病の方が
世の中には圧倒的に多い。

インフルもHIVも何とかなる。

「コロナ陰性でしたよ」
と患者さんに伝えるとき、
医者の安堵感の方が大きい。
「陽性」結果の後の様々な
手続きが大変だからだ。

新コロの終息と、医療側の躊躇。
検査数が増えないのは両方の
要因があるように思う。

インフルもHIVも新コロも全部
『RNAウイルス』に分類される。
ちなみにエボラもRNAウイルスだ。


それがどうした?

カテゴライズは診断法や治療法の
開発に役立つことが多い。
一過性流行に新薬を開発するのは
製薬会社にリスクが大きい。
既存薬が効けば効能追加でラッキー!

だから、アビガンやレムデシベル、
逆転写酵素阻害剤が候補に上がる。

まあ、患者にとっては
「感染しているかどうか?」
「死ぬのかどうか?」

重要なのはそれだけだ。

ウイルスは小さい、世界は広い
というお話。