早い話が
通勤というルーチンを利用しろ
ということだ。
鳥山さんは72歳の男性。
高血圧があり、少し腎臓が悪い。
通院10年だが、すこぶる良好だ。
鳥山さんは通勤を”ジム化”している。
往復1時間の車内は立っている。
乗り換えをせず、30分歩いて出勤。
出社するや否や腕立て伏せ100回。
それを40年間続けている。
晩酌の量もきっちり決まっている。
「塩分を少し減らしましょう」
助言すると、昼の弁当のおかずを
3分の1残すようになった。
とにかくすぐに行動してくれる。
お手本のような患者さんだ。
指示にしっかり従ってくれるから
絶対に助けなければならない!
体育系はもう十分だ。
文化系の課題を出すことにした。
読書嫌いの鳥山さんの通勤…
そうだ!音声を利用しよう!
通勤中にイヤホンを使って英語を
勉強するよう課題を出した。
厳しい主治医だと思う。
72歳でまだ通勤しているのだ。
十分に偉い。
人生時間をとことん有効利用する。
スマホで遊んでる場合じゃないよ!