裸のつきあい


佐藤さん67歳は大工だ。
当院には血圧でかかっている。
行きつけの銭湯でよく会う。

最近ご無沙汰だった。
サウナを休止していたからだ。

「サウナ始まったよ」
「じゃあ今晩行こうかな」


こんな会話から始まる外来だ。
銭湯で文字通り「無防備」を晒して
いるから、診察し始めるとき、
お互い何となく照れる。

佐藤さんは銭湯で顔見知りも多く、
待合いでプチ飲み会をしている。

「何年通っているんですか?」
「もう30年以上」
「それはスゴイ!」


毎日デカイ風呂に入り続ける。
ある意味「贅沢」なことだ。

佐藤さんは気づいたことがある。
日本人の体型が変わった。
「メタボ」が増えたそうだ。
以前の日本人にはいなかった
タイプの肥満の仕方だそうだ。


一緒にサウナに入ると酸欠になるから、
そういう人が入るとサウナから出る。
肥満しているから銭湯に来るのかも
しれないが・・・

風呂で高齢者が倒れることもしばしば。
何度も救出しているそうだ。
本職以外の「フィールドワーク」だ。

職人としても信頼されているから、
コロナ禍でもビクともしなかった。

30年間、男の裸を見続けてきた。
本職の医者もタジタジだ。

100年分の打ち上げ



2018年ロケット打ち上げ数128機

そのおカネはどこから?
民間資金が主流だ。

「データマネー」と呼ばれるらしい。

人工衛星が生み出す膨大なデータ。
それが欲しくて仕方がないのだ。
「情報は未来の石油」と言われて久しい。
現代、価値あるエネルギーは「情報」だ。

話は変わる。
兄弟分の会社の100周年に招待された。
大正8年創業。
先々代は兄弟分の祖父だ。

世界展開している電気設備の会社だ。

宴会終盤、全支社の映像が順番に流れた。
(ちなみにBGMは『栄光の架け橋』)
1,000人を超える社員の働く姿。
ほとんどが技術職人だ。
「これが人間の顔やな」
誇らしい職人の顔を見て考えさせられた。

仕事とは?

情報の価値は確かに膨大になっている。
価値はこれからも上がり続けるだろう。
しかし、テレパシーでは流通しない。
インフラ整備する職人の仕事。
この世はすべて誰かの仕事で出来ている!
それを実感するパーティーだった。

会の途中、不覚にもウルっときた。
シラフだったのに…
次の200年へ!
おめでとう、兄弟!