毒ですよ!

早い話が
そんなに感染がイヤなら旅行するな
ということだ。

「家にあったクスリを飲みました」
31歳男性飲食店勤務。

「何ていうクスリ?」
「ちょっとわかりません」
「家族はなんでそのクスリもらったの?」
「風邪です」

「君は下痢でしょ?全然ちゃうやん?」

コントではない…

医師しか出せないクスリは怖い。

ましてや、弱っているときだ。

肝炎、胃潰瘍、腎障害…

クスリに副作用があるのは皆知っている。

普段だと極力クスリを飲みたがらない。
なのに、わからないクスリを平気で飲む。

やはり「病」は IQ を下げるのか?

海外で発症した感染症の重症化が

問題になっている。

渡航先で風邪や下痢を発症する。
常備薬として携帯した抗菌剤を飲む。

中途半端な使用で耐性菌ができる。

耐性菌はその名の通り抗菌剤に耐える。
つまり抗菌剤が効かない。
高齢者や抵抗力の弱い人に直撃する。

治す抗菌剤がないのでヘタしたら死ぬ。

非常に罪深いと言わざるを得ない。
旅行用に医師が処方するとは考えにくい。
余ったクスリを持っていくのだろう。
絶対に止めてほしい!

旅行先に持っていくクスリを相談される。
2種類だけ、常備薬として出してあげる。
本当は保険医療上あまりよろしくない。

ちゃんと説明すると長くなる。
別の機会に書くことにする。

若さの秘薬

「それは更年期症候群です」
主治医は告知した。
尾関さん(79歳女性)に…

尾関さんは最近不調だ。
何となく頭が重いし元気が出ない。
実は同じ症状の人がたくさんいる。
低気圧が主因だ。
オホーツク海高気圧と太平洋高気圧。

うまく釣り合っている。

女性の方が比較的敏感だ。
頭痛、めまい、肩こり…
更年期症候群も似たような症状だ。

自律神経による不定愁訴の嵐だ。

「私忙しかったから更年期なかったのよ」
「でしょ。それが答えです」
要はヒマなのだ。
ヒマだと「不調」を探してしまう。
「忙しい」とは矢印が他人に向かう。

ヒマだと矢印は自分に向かう。

7月中旬にもなってこんなに寒い。
雨もしっかり降っている。
不作で野菜の値段は上がっている。
人間も野菜の一種だ。

調子が悪いと医療費その他で高くつく。

不調の尾関さんはポツリと言った。
「来月孫と旅行に行くことになったの」
「どこへ?」
「トルコ」
「すごい!孫は何歳?」
「大学生の孫二人と行くのよ」
「イイ関係!普通ありえないよ」

「おばあちゃん、おカネ出して、だって」

最近の孫はしっかりしている。
おカネは尾関さんがもつ。
荷物は孫がもつ、らしい。

「調子悪いのに大丈夫かしら?」
なるほど!

旅行に照準を合わしてるのだ!

「大丈夫に決まっている!」
本日2度目の告知をしてあげた。
孫と旅行、それ以上のクスリがあるか?
きっと若返って帰って来ることだろう。
楽しみだ。