
「要は気合」
友人で元世界チャンピオンだった
徳山昌守君が現役時代よく言っていた。
「先生は気合がスゴイですね」
患者さんからたまに言われる。
ホメ言葉なのだろうけど、
なんとなくしっくりこない。
「力み」を指摘されているような・・・
数字を駆使し、学術的根拠のある
話を散々しているにも関わらず。
関西弁のせいかな?
「気合」という言葉の意味にも、
階層性がある。
「病は気から」も同じ。
軽々しく使ってほしくない。
「気合」は絶対に大切だ。
というか気合が入らないと何もできない。
気合がない状態はビビっている状態だ。
ビビっているということは、脳内が
恐怖に占拠されている状態だ。
この状態ではミスをする。
注意散漫で医療現場に立ってどうする!
(また誤解される気合の発散か・・・)
正しく情報収集するためには気合が必要。
能力を発揮するためには気合が必要。
世界戦のリングで冷静に戦況を
支配する友人の勇姿に感動した。
気合の使い方は奥が深い。
それぞれのリングで気合を発揮すべきだ。
と書きながら文章の「力み」が悔しい。