新コロリンピック


新庄さんの娘はバリ島で
カラオケバーを経営している。

新庄さん夫婦は手伝いをしに、
足繁くバリ島に通っていた。

コロナ問題が発生し、2月帰国を
最後に娘の元に行けなくなった。

バリ島では今回のウイルスは日本人が
持ち込んだと疑われているらしい。

PCRはもちろん、隔離2週間後
血液検査まで行われる。
一体何を調べているのか?
抗体価を調べているのか?
そんなことがバリ島で可能なのか?


ケニアからの帰国者の話だ。
ケニアでは、ナースでさえ、正しい
マスクの着け方を教育されていない
とのことだ。

恐怖を感じて命からがら帰国した。

今回のコロナ禍、各国の対応は
バラエティ豊かだ。
文化、経済状況、ポリシー、教育レベル、
国によって特色は違う。

だからやむを得ないのかもしれない。

科学も本当の「正解」が出せていない。
正解に近い科学があったとしても、
導入できるかどうかは別問題だ。
導入できるのなら、飢餓問題はとっくに
科学的に解決しているはずだ!


ただし、死への恐怖は各国共通だ。
だから、どの国も持ってるスペックで
全力を尽くしている状態だ。

話は替わる。

平和の祭典が中止(延期?)になった。
世界のアスリートたちが自分の技術を
競い合う機会を失った。
世界が感動する機会を失った。

コロナへの対策を競い合ってはどうか?

五輪のメイン種目は25競技らしい。
感染制御方法、ワクチン、特効薬開発、
精度の高い検査法・・・
25分野くらいすぐに作れる。


五輪のロゴは五大陸を表している。
ウイルスも五大陸に広がった。

アスリートたちは、経済格差や気候条件、
体格や体質の差などの不平等を乗り越え、
高い技術を表現する。
そこに感動が生まれる。

感染症対策も国間でスペックが違う。
その中で、各自工夫している。
日本でも、百均やポリ袋が大活躍している。
その現状に文句を言うのではなく、
みな必死で工夫している。

感染症への恐怖は世界共通だ。
アスリートの高度な技術への感動も
世界共通だ。
躰を使って、限界に挑戦するのも
ある意味共通だ。


世界が競い合って危機を乗り越えれば、
世界中で感動できる。
何より、「治り甲斐」「治し甲斐」が
一層増すのではないか。


オリンピックの理念である
「平和でよりよい世界の実現」
に近づく行為だと思うのだが。

思い込みとレッテルと盲点


冷や汗が出る経験をした。
「光の三原色は?」
との質問に
「赤、青、黄」
と答えてしまった。

思い込んでいた・・・

正解は「赤、緑、青」なんですね。
確かに「RGB」だったな。
光と色の三原色は違うのだ!?

ちなみに正確には、色の三原色も
「赤、青、黄」ではないらしい。
「赤紫、青緑、黄」なのだそう。
マジェンタとレッド、シアンとブルー
は違う色なのだ。

「思い込み」は恥をかくし、
「レッテル」は見誤る。


志村けんが亡くなった。
世代的に、一方ならぬ思いはある。
しかし、立場上あまり感情を
表明しないようにしている。
今は自分の感情はどうでもいいからだ。

SNSを見ていると、驚くほどみな
悲しみや哀しみを表明している。

「他者への共感」は大切な能力だ。
他方「情動伝染」という性質もある。
「憎しみ」や「恨み」のような
強い感情に進展することもある。


志村さん死因はウイルスだけか?

飲酒や独居だったことも関係している。
以前にも風邪をこじらせて肺炎をした
ことがあるそうだ。

もともと肝臓に持病があったそうだ。
個人情報なので不詳だが、医師としては
何となく思うところがある。

直前に胃ポリープを切除している。
術前術後のストレスも大きかっただろう。

何より、芸能界で地位を築いたことで、
もう満足していたのかもしれない。

「死」はそんなに単純にやってこない。

「新型コロナウイルスは恐ろしい」
という思い込みは心身ともに健康に悪い。

色の知識不足は恥を書く程度で済むが、
死に対する盲点は社会悪を産み出す。
自戒をこめて。

エンディング・ノート

年に数回、健康講座を開いている。
患者さんからの要望だ。

インフルエンザ、脳卒中、認知症…
大抵ベタなテーマだ。

ときに
ヒアリ、デング熱、放射能被爆…
話題になっているトピックを
要望されることもある。

今回は
『エンディングノート』
について話すことになった。

在宅診療、看取りをしている
視点で話そうと思う。

エンディングノート的発想には
基本的に賛成だ。
「死」「終焉」から始める。
大切だと考えているからだ。


高齢者だけに必要なのではない。
若い人にこそ大切だと思う。

小島さん(79歳男性)は70歳の
ときにエンディングノートを書いた。
いつも誇らしげに話している。
他の人にも勧めているそうだ。

昨年他界した富士さんにも
書かせていた。
お陰で遺族は助かったそうだ。

今回、小島さんに依頼した。
「お手本としてみんなに
見せてもらえませんか?」

喜んで承諾してくれた。

見せられる内容かどうかは
これから吟味しないといけないが…

昨日参考資料集めに三省堂へ。
エンディングノートコーナーだけで
凄い量だった。

ほぼすべてに目を通した。

そんなに変わらない内容だった。
「のこされた人のために」
その視点が主だった。
確かにそれは大切なのだが…

ある患者さんから今回のテーマに
「独居の人には意味ないわね」
と軽く苦情が出た。
下町ははっきり言ってくれる。

「自身の残された人生を輝かせる」
その視点で話せるといいな。
そう考えている。