病人の定義

「持病のある高齢者だけでしょ、
心配しないといけないのは?」

岩坂さんは、話題の新型ウイルスに
触れ、そう言った。

米屋を経営している岩坂さんは
75歳の男性だ。

お正月は、他では絶対に食べられない
餅を用意して孫たちを迎える。
孫もそれを楽しみにしている。

糖尿病でインスリン治療の岩坂さん。
客観的には、しっかり
「持病持ちの高齢者」
なのだが…
ご本人の気持ちは現役バリバリだ。

下町の高齢者は自営業が多い。
生涯現役という人も少なくない。
だから気持ちが若い。

「ホントに病気の人多いわよねえ。
どこも悪くないのが申し訳ないわ」

という高橋さんは生活習慣病の宝庫だ。
では何しに診療所に来ているのか?
雑談だけが目的のつもりなのか?

自分を「病気」と思わない。
自分を「高齢者」と思わない。
「自分は死ぬまで健康だった」
と最期を迎える。


良いことなのだろう…

新型コロナウイルス対策その2

夫が中国で医師をしている。
息子が中国で医師をしている。

そういう患者さんが数人いる。
ご本人は日本で暮らしている。

中国では医師の地位が下がってると
以前から聞いていた。

文化大革命以後、中国で宗教心が薄れ、
科学至上主義になった。
治らない現実を受け入れない患者が多くなり、
医師が殺される事件も多発しているそうだ。
割に合わないので、優秀な人材が
医師にならないそうだ。


みな揃って「質が低下している」
と語っている。
「医療ツーリズム」の現状を見ても
さもありなん、だ。

そして驚いたことに、中国の医師は
漢方薬(生薬)を使わないそうだ。

西洋薬オンリーなのだ。
風邪でも何でも…
生薬は漢方医の仕事らしい。

ご存知の方も多いと思うが、
風邪に特効薬は存在しない。

当院では主に漢方薬を出している。
中国の人も喜んで内服している。
むしろリクエストされることも…

日本で「温故知新」を実感する。
「温故知新」も中国由来の言葉だが…

新型コロナウイルスの毒性は
それほど強くなさそうだ。

無症状の感染者が大勢いることが
一つの証拠だ。

中国人は風邪の治し方が下手に
なっているのではないか?

風邪ですむケースを、こじらせて
肺炎になる人が増えたのでは?


風邪は民間医療でどうにかなる。
古き良き民間医療が失われている
可能性は否めないのではないか?

感染研がウイルスの分離に成功した。
遺伝子配列も中国発表と99.9%一致。
変異も認めていないとのことだ。
ワクチン開発も時間の問題だろう。

日本では感染拡大を制御できそうなので、
人権意識だけは忘れないよう行動したい。


もちろん高齢者や免疫の弱い人は注意が
必要なことは言うまでもない。
インフルエンザにならない予防を
しっかりすることで十分だ。

新型コロナウイルス対策その1

久々に服を買いに銀座へ。
ガラガラだった。
店員も完全に独占状態。
数年分の買物額を使ってしまった…

ランチタイムの銀座。
これまたガラガラだった。
やはりそこそこ混んでいないと
味覚が散漫になる。

新型コロナウイルスの影響だ。
いかに旅行客頼りの経済なのかを
身を持って体感した。

楽観し過ぎることは控えるが
日本ではそれほど流行しないはず。
ただし、中国との情報共有を迅速
かつ正確に行うことが大前提だ。


人類は協力し合うことによって
外敵に勝利してきて生き延びた。
普段からの関係構築が重要なのだ。

現代の情報拡散の早さ諸刃の剣だ。
感染拡大を抑止する方に働きうるが、
人にアホな行動を取らせもする。
リーダーシップが何より重要だ。


長くなるので今日はここまで。