自然治癒する方法

トースト に対する画像結果


新藤さんは79歳男性。
胃がんを7年前に発症。
膀胱がんを5年前に発症。

この度、某有名大学病院から
卒業証書を授与された。

「体重は全然増えないけどね」
病気前より10kg減ったまま。
術後グッと痩せた。
貧血で顔色も悪くなった。
周囲からも心配される。

新藤さんはマイペースを守った。
無理して食べることもない。
朝は分厚いトースト一枚。
酒量は赤くなるので減ったが、
毎日ウイスキーは飲む。

週に2度船釣りに出かける。
40年間マジメに続けている。

痩せたままだが、顔色は良くなり
「ニュー新藤」という感じだ。

新しい「ホメオスタシス」が
働いているのだろう。

(↓文末のサイト参照↓)

昔に戻ろうとすると無理が生じる。
自然体で新たな「自分」に変化する。
失くしたものはしゃあない。
その中で順応する。
人間もカメレオンなのだ

早朝からクーラーボックスを
担いで電車に乗って2時間!
昼過ぎに帰宅し魚をさばく。
家族と近隣も楽しみにしている。

「狩人じゃないですか!」
新藤さんの「野生」を称賛する。

新藤さんは言う。
「お魚に遊んでもらってる」

マジメに頑固に楽しむ。
好きなものを持っている人は強い。
そして治癒する。
これが真の「自然治癒」だ。
https://imcjapan.org/medicalcoaching/ちょこっとはみ出す?fbclid=IwAR2M6CNs-FeodRLorzM2ijjUOlCogs75rklH3r_VNURMSH3Dild0N3-z_Yk

一蓮托生

「お父さん最近脚がむくんでるのよ」
文江さんは開口一番、夫の話だ。
文江さんは高血圧で通院している。

「お父さんの話ね?」
「そう。大丈夫よね?」
「診ないと何とも言えません」
「むくみ」の鑑別は慎重さが必要だ。

文江さんの夫は某大学病院に通っている。
うちには風邪、下痢でたまに来院する。
たしか糖尿病だったはずだ。

1年以上診察していない。

「診ずに軽々しく大丈夫は言えんのよ」
「連れてきた方がいいよね?」

「はい」

大学病院ではきちんと診てくれない。
そんな愚痴を散々こぼした。

「とにかく連れてきて。それで調子どう?」
「最近腰が痛くて」
「文江さんが?」

「いや、お父さんが」

一瞬イラっとした…

ふと自分の苦い経験を思い出した。
予備校時代に好きな数学の講師がいた。
なぜか物理の質問ばかりしてしまった。
物理の講師より説明がうまかったからだ。
毎度毎度物理の質問をしていたある日。
講師のイラっとした顔を見逃さなかった。
その後、質問自体しなくなった…

夫の病状が妻の病状なのだろう。
この夫婦は一心同体、一蓮托生なのだ。
自分のことより夫のことなのだ。
外来で家族の話ばかりする。
そんな患者さんは少なくない。
文江さんの病状は極めて安定している。
来週月曜日夫を外来に連れてくる。