勝手アルツハイマー

喫煙は認知症のリスクになるそうだ。
今さら、最近の新聞に載っていた。
各種がん、COPD、心臓病、胃潰瘍…
喫煙と無関係な病を探す方が困難だ。
世の中の「喫煙者イジメ」は止まらない。

「因果関係」と「相関関係」の混同
について指摘したいが、止めとく。
「逆にそれってメリットでは?」
と思ったからだ。

作家の筒井康隆(85)が対談で、
「死の恐怖や苦痛から逃れようとすれば、
ボケなきゃ仕方がない」

と言っていた。

酒や、タバコ、カフェイン、すべからく
「嗜好薬物」には意識変容作用がある。
だからストレス解消になるわけだ。

強烈過ぎる意識変容を起こす薬物が
違法認定されている。
ざっくり、そう認識している。

ストレスを忘れる、つまり「健忘」は
「生存」に必要な能力だ。
死の年齢が近づく老人にとって、
「健忘」能力は益々重要になるのでは?
認知症も幸福の一種だ。


タバコを吸うときぐらい、
「認知症?カモン!」
で喫煙すればいい。
ただし、マナーは守りましょう。

『勝手アルツハイマー』
日野武道研究所の主宰であり、明鏡塾の
塾長である日野晃先生考案の病名だ。
都合の悪いことだけ、都合よく忘れる。

それができたら人生最高なのだが…

オ・ト・ナ♡

早い話が
少年のような大人という言葉は
本当の大人に使う表現だ
ということだ。

『12ヶ月の未来図』という映画を観た。

フランスの小学校の学級崩壊に驚いた。

ドイツでも状況は変わらないようだ。
ドイツでベストセラーになっている
『Deutschland verdummt』

からの引用だ。

子供の精神発達が遅れているそうだ。

ドイツでは、1990年代の中頃から
大人が子供たちを自分たちと

同一視し、「小さな大人」にした。

それが原因だと著者は考察する。

大人が幼稚化している。

先進国に共通する現象なのか?

子供は大人をどう見ているか?
煙草を止めさせられる。
子供と同じファッションを喜ぶ。

本も新聞も読まずにスマホに夢中。

「少年のような」と「幼稚」は

まるっきり別モノだ!

子供の目に年齢と乗車賃以外に

線引きは存在するのか?

「大人」を自覚し、行動する…

書いていて面倒くさくなってきた。
やっぱり、大人は煙草を吸うべきだ!

がん!?ガーン!

「5年生存率は44%です、だって。
あっさり言うのねえ、今は…」

原口さんは70歳になったばかり。
「揚げ物」大好き女子だ。
酒とタバコも止められない。
当院には、高血圧と高脂血症。
一応グッドコントロールだ。

GW中にお腹の不調で入院した。
紹介先では「胃腸炎」との診断。
食べ過ぎが原因と説明された…
この際、しっかり調べてもらって。
そう指示した。
なんやかんや検査をした。
結果、胆管がんが見つかった。
先日入院先から報告書がきた。
「あっちゃ~、マジか…」
原口さんは不定愁訴が多い心配性だ。

この病名を受け入れ、耐えられるか?

先日原口さんが久々に来院した。

杞憂だった。
開き直るタイプだった。
文字通り「腹を括って」いた。
スッキリした表情だった。

原口さんは冒頭の言葉を発した。

別件で見つかったラッキーなケース。

外科医からはそう説明されたそうだ。
別件かどうか厳密にはわからない。

人体はつながっているからだ。

手術日程もすんなり決まった。
経験豊富な名医が執刀することになった。
胆道系がんは特に「術者」が重要だ。
執刀数が多いほど信頼できる。
原口さんは非常に幸運だ。

5生率は、あくまで「現時点」での話だ。
5年前の5生率はもっと低い。
10年前なら絶望的な数字だ。
かつてがんは不治の病だったからだ。
がんが治る時代になりつつある。
医療は秒単位で進化している。
がん治療の未来は明るい。
原口さんの未来は明るい。
現段階で44%ということは、
実質五分五分以上の確率だ。

そんな話をした。

「タバコは?」
「さすがに止めたわよ」
「酒は?」
「飲む気しないわよ」
「OK!完治したら祝杯しましょ」

一緒に酒を止めてあげることにした。
5年後解禁、あっという間だ。