アゴマスクのススメ


『釣りバカ日誌』最新号で
登場キャラクターほぼ全員が
マスクをアゴにしていた。

この辺りは風刺がかっていて
実に漫画だと思う。

これまで習ってきたマスク着用法
としては御法度だ。
しかし「自分の唾を飛ばさない」
という目的は十分に果たせる。

話をするときだけマスクをすればいい。

新型コロナに関しては主に接触感染で
広がっていくことがわかったからだ。

喋らないならマスクをつける必要はない。
しかし他人の目が気になる。
室内では口に持ち上げればいい。

もちろん「ゼロリスク」を追求すれば、
毎度マスクを替えることだ。
そんなことは不可能だし、マスク着用の
成果は論文的にも実感的にも確かだ。

アゴに付着したウイルスを
口に運ぶことになるから・・・

そんなんで感染して死んでしまう人は
コロナ以外でもイチコロだろう。
逆にそれほど弱いと自覚しているなら
相応の準備をすればいい。


一昨年1800人亡くなった熱中症の
季節にむけてアゴマスクこそ実践的だ。
ただし、これはあくまでも真夏に
向けての対策としての話である。

うつは感染症?


子供にお土産を買って帰る。
ちょっと隠したあと
「ジャ~ン!」
と披露したときのこぼれる笑み。
みんな昔はできていた。

喜びの表現が下手な人が多い。
周りががっかりする。

みんな喜び方が足らん!

『疲労がうつを引き起こす機序に
子供のころ感染した「ヘルペス」が
関係しているかもしれない』

慈恵医大の発表だ。

子供のころ感染したヘルペスは、
大人になっても唾液に潜んでいる。
脳に感染すると、あるタンパクを作る。
うつ病とそうでない人の間で
そのタンパクに対する「抗体価」に
有意な差があった。

たしかにそうなんだろう・・・

では、それは「運」だけなのか?
脳に感染するかどうか。
因果はえてして循環している。
うつになったからウイルスが
目覚めたかもしれない。


当院外来で経験したことだ。
今回のコロナ禍で、季節外れの
「帯状疱疹」が増えた。
帯状疱疹もヘルペスの一員だ。

「コロナうつ」が帯状疱疹を
引き起こしだのでは?


そんな仮説を自然と立てている。

いずれにせよ、治療法に光が差す
のは好ましいことだ。

抗体価は数値化することができる。
「嬉し値」や「楽し値」は
数値化できない。

自分のさじ加減次第だ。

「きちんと喜べばうつが治る」
とは科学者として言えない。

しかし、周囲の気分が上がることは
間違いない。
ヘルペス同様「気分」も感染するからだ。