黙ってやれ!

著者は妻の知人の娘さんだ。
優秀なだけでなく、人格的にも
素晴らしいらしい。

日本の受験勝者とは一線を画する。
参考になる面がいくつかあった。

著者は自身の最大の強みは
「淡々と頑張れること」
と言っている。

著書の中でも「頑張る」「努力」
という言葉がしばしば登場する。
一般に認識されている概念とは

異質のもののようだ。

「苦痛」や「嫌い」が感じられない。

某社でセミナー講師をする機会があった。
快適領域の話になった。
(下線をクリックして下さい。)

快適領域でしか人は力を発揮できない。
いわゆる「努力」「頑張る」では
不快領域に入るので能率が上がらない。
むしろ逆向きのモチベーションがかかる。
だから嫌なことはしてはいけない。

そんないつもの話をした。

「そうは言っても、嫌なことでも
しないといけないときどうするか?」

いつもの質問がきた。

答えは

「默まってやれ」
だ。

いちいち不満の感情に付き合うな。

(本当はやりたくないんだけど…)
が、心に現れた瞬間、能率が下がる

どころか健康も害する。

淡々とやれ、粛々とやれ、だ。
もはや歯を磨くのに理屈をこねない。

でしょ?

渡世の義理で避けられない問題はある。
「嫌だから」という理由でそれを
避けて通れば、社会的存在ではない。
いちいち感情を介さずやるしかない。

「達人」と呼ばれる人は概して、
「ルーチン化」している作業が多い。
呼吸の如く、ルーチンをこなす。

淡々とやる。粛々とやる。

人生時間は皆同様に有限である。
時間を濃く使わなければ勿体ない。

酒席は社会的には必要かもしれない。
わけがわからなくなるほどの深酒は
無駄遣いだということだ。

通勤ダイエット

早い話が
通勤というルーチンを利用しろ

ということだ。

鳥山さんは72歳の男性。

高血圧があり、少し腎臓が悪い。

通院10年だが、すこぶる良好だ。

鳥山さんは通勤を”ジム化”している。
往復1時間の車内は立っている。
乗り換えをせず、30分歩いて出勤。
出社するや否や腕立て伏せ100回。

それを40年間続けている。

晩酌の量もきっちり決まっている。

「塩分を少し減らしましょう」
助言すると、昼の弁当のおかずを

3分の1残すようになった。

とにかくすぐに行動してくれる。

お手本のような患者さんだ。

指示にしっかり従ってくれるから

絶対に助けなければならない!

体育系はもう十分だ。

文化系の課題を出すことにした。

読書嫌いの鳥山さんの通勤…

そうだ!音声を利用しよう!
通勤中にイヤホンを使って英語を

勉強するよう課題を出した。

厳しい主治医だと思う。

72歳でまだ通勤しているのだ。
十分に偉い。
人生時間をとことん有効利用する。
スマホで遊んでる場合じゃないよ!

猛暑ダイエット

書くことによって情報収集が始まる。

日常的に書いている人はみな

共感してくれるのではないか?

頭の中にあることを書き出す。
一旦頭の外に「外部化」する。
文字通り「可視化」される。

もう1人の自分が観る感覚になる。

生島さん(56歳)ようやく痩せ出した。

甘いモノと酎ハイが大好物。

生島さんに路上で出会う。
毎度、コンビニ袋を持っている。

隠そうとする姿が健気だ。

優しい主治医にプレッシャー?

うしろめたいのだろう…

患者さんはみんな知っている。
何が良くて何が良くないかを。
変えたくても変わらないのだ。
頭の中の習慣が。

「失敗」イメージが強固になる。

だから減量も失敗する。

すべての行動はカロリーを消費する。
それは生命危機をもたらす。

できれば、思考さえしたくないのだ。

無意識化することで対処している。

ルーチンの朝の歯磨きは記憶にない。

脳内思考もパターン化していく。
だから同じことばっかり考える。

もはや「考えていない」ほどに。

打開策は?

「好き」という動機だけだ。
「好き」が面倒くさいことをさせる。

楽器を練習する中学生はその典型だ。

今年の夏は急に暑くなった。
外に出たくない。
家に閉じこもっていたい。

それを超える動機があれば外出する。

好きなことを羅列してもらった。

自分の趣味・嗜好を外部化させた。

その作業で生島さんは減量した。

生島さんは何が本当に好きなのか?

怖くて聞けていない…

今年年も残り5か月を切った。
ラストスパートだ。

新年の目標を見直してみる。
新たな目標を書き出してみる。
奇しくも今日は「終戦記念日」。
書く人にとっては毎日が記念日だ。