Don’t stop. Move!

その場にとどまるためには
全力で走り続けなければならない
ルイスキャロル『鏡の国のアリス』

「どうですか?」
「変わりません」

そういう答えが多い。

全力で走り続けているようには到底見えない。
だから絶対に変化しているはずだ。

(毎回事細かく変化を伝えられても困るが…)

「同じことをしてても疲れるようになった」

有水さん(82歳)はそう言った。

ちゃう。
同じことをしているから疲れるのだ。
だって全力疾走しないといけないのだから!

自分の身体の微細な部分を観察する。
そういう人は滅多にいない。

感情に対しても同じ。

感情に無頓着だとしっぺ返しを食らう。

「うつ」になってからでは遅い。

生きているとは、
「内部環境が一定に保たれている」
ことだ。
そこには精神活動も含まれている。
その機能を「ホメオスタシス」という。

日本語で「恒常性維持機能」という。

「現状維持したい」というの考えは
本能からくるものなのだ。

生存確率を上げる期待から生まれる。

ところが、発達進化の面から見ると?
人間は移動運動に「快」を感じているらしい。
人間の身体は定住生活むきの構造をしていない。
足は構造的に前に進むように
作られている。
心も移動運動とともに発達したようだ!

矛盾が生まれる。
頭で不変を求め、身体は変化を求めている。
もしかしたらこの矛盾が病を生んでいるのでは?

定住したい、変わりたくない。
移動を止めるから病が発生するのでは?
この仮説が正しいとすれば…

間寛平は一気に権威となる。
「止まると死ぬんじゃ!」