100年分の打ち上げ



2018年ロケット打ち上げ数128機

そのおカネはどこから?
民間資金が主流だ。

「データマネー」と呼ばれるらしい。

人工衛星が生み出す膨大なデータ。
それが欲しくて仕方がないのだ。
「情報は未来の石油」と言われて久しい。
現代、価値あるエネルギーは「情報」だ。

話は変わる。
兄弟分の会社の100周年に招待された。
大正8年創業。
先々代は兄弟分の祖父だ。

世界展開している電気設備の会社だ。

宴会終盤、全支社の映像が順番に流れた。
(ちなみにBGMは『栄光の架け橋』)
1,000人を超える社員の働く姿。
ほとんどが技術職人だ。
「これが人間の顔やな」
誇らしい職人の顔を見て考えさせられた。

仕事とは?

情報の価値は確かに膨大になっている。
価値はこれからも上がり続けるだろう。
しかし、テレパシーでは流通しない。
インフラ整備する職人の仕事。
この世はすべて誰かの仕事で出来ている!
それを実感するパーティーだった。

会の途中、不覚にもウルっときた。
シラフだったのに…
次の200年へ!
おめでとう、兄弟!

言葉にできない

栗山さんの妻は失語症が強い。
10年前の脳卒中の後遺症だ。
リハビリもあまり進まなかったらしい。

「周りが大変ですよ」
と嘆く栗山さん(78歳)。
栗山さんご本人も大病をしている。
15年前に心筋梗塞をやった。
心臓の血管に金属が入っている。
肺がんを切って13年経った。

「生き延びてますねえ」
「ええ、どうにかこうにかね」

いや、むしろ若返っている。
ふと思った。
(妻のおかげかも?)

妻は認知症ではない。
だから妻の脳内にイメージはある。
しかし、言葉にならない。
本人はもどかしくてイライラする。
夫は妻を慮(おもんぱか)る。
必死で読み取ろうとする。
さながらテレパシーの世界だ。
新たな能力が開発されたのでは?

オカルトになる前に止めておく。

身内が病を発症する。
日常の景色が一変する
変化した現状を受け入れるのは困難だ。
絶対に悪いことばかりではない。
使っていない脳がフル稼働する。
人生時間の厚みが増すかもしれない。
メリットも必ず存在する。
先に大病を患った夫。
妻の衝撃も相当なものだったはずだ。

妻が失語症。
夫は本気の「傾聴」をするしかない。
妻も思っているかもしれない。
失語症でよかった。
いらんこと吐かないですむ…