鼻水最強説


娘の幼稚園が学級閉鎖になった。
一級上、「年中さん」の組で。
インフルエンザの園児が多いそうだ。

近隣の小中学校の学級閉鎖情報は
ちらほら診療所にも入ってくる。
子どもたちの密集する場所では、
それなりに流行っているようだ。


全国的に、例年流行がピークになる時期
にも関わらず、インフルエンザが静かだ。
「新型コロナウイルス」対策が
インフルエンザ対策にもなっている。

「怪我の功名」(?)ともいえる。

そうこうしているうちに、花粉症の
季節も到来しつつある。
明らかに「花粉症の鼻水」を垂らす
患者さんが出始めている。

患者さんに言った。

「よかったじゃない!」
「何がですか?」
「コロナの予防にもなるでしょ」
「えっ?」


鼻水と咳で花粉を除去しようとする。
コロナウイルスも入る余地がない。
アレルギーとは敵視すべきでない
相手を敵とみなす疾患だ。
ホンマモンの敵にも効くはずだ

そう説明した上で、
「怪我の功名になるかもよ。
薬飲まない方がいいんじゃない?」

患者さんは悩んだ末、
「やっぱり薬下さい」
となる。

まあ、懸命な選択だろう。
エビデンスがないのだから。

『無治療花粉症は肺炎予防に働くか?』

だれも研究材料にしないだろうな…

とは言え、温故知新は侮れない。
昔の子どもたちが鼻を垂らしたままに
していたのは意外と理に適っているかも…

新型コロナウイルス対策その2

夫が中国で医師をしている。
息子が中国で医師をしている。

そういう患者さんが数人いる。
ご本人は日本で暮らしている。

中国では医師の地位が下がってると
以前から聞いていた。

文化大革命以後、中国で宗教心が薄れ、
科学至上主義になった。
治らない現実を受け入れない患者が多くなり、
医師が殺される事件も多発しているそうだ。
割に合わないので、優秀な人材が
医師にならないそうだ。


みな揃って「質が低下している」
と語っている。
「医療ツーリズム」の現状を見ても
さもありなん、だ。

そして驚いたことに、中国の医師は
漢方薬(生薬)を使わないそうだ。

西洋薬オンリーなのだ。
風邪でも何でも…
生薬は漢方医の仕事らしい。

ご存知の方も多いと思うが、
風邪に特効薬は存在しない。

当院では主に漢方薬を出している。
中国の人も喜んで内服している。
むしろリクエストされることも…

日本で「温故知新」を実感する。
「温故知新」も中国由来の言葉だが…

新型コロナウイルスの毒性は
それほど強くなさそうだ。

無症状の感染者が大勢いることが
一つの証拠だ。

中国人は風邪の治し方が下手に
なっているのではないか?

風邪ですむケースを、こじらせて
肺炎になる人が増えたのでは?


風邪は民間医療でどうにかなる。
古き良き民間医療が失われている
可能性は否めないのではないか?

感染研がウイルスの分離に成功した。
遺伝子配列も中国発表と99.9%一致。
変異も認めていないとのことだ。
ワクチン開発も時間の問題だろう。

日本では感染拡大を制御できそうなので、
人権意識だけは忘れないよう行動したい。


もちろん高齢者や免疫の弱い人は注意が
必要なことは言うまでもない。
インフルエンザにならない予防を
しっかりすることで十分だ。

インフルエンザ様

「冬は忙しいでしょ?」
「”かきいれ時” ですからね」

往診患者さんを前に、
不謹慎な物言いを反省…

寒くなると血圧も上がる。
外出も減り、食事量が増える。
太ると血糖値も上がる。

脳卒中や心筋梗塞も増える。

特に、呼吸器感染症だ。
風邪に始まり、気管支炎、肺炎。
最近は年がら年中の印象もあるが、

やはり冬は風邪が多い。

日本は「インフルエンザ大国」と
揶揄される。

大げさに取り扱い過ぎだ、と。

よく言えば、他人に迷惑を
かけないように心がける

文化・風習と言えなくもない。

39度に発熱した患者さんが来る。
インフルエンザ検査をする。
「検査結果は陰性です」

「よかったあ!」

逆だ…
インフルではないのに39度!?

熱が出る病はゴマンとある。
エボラ出血熱だったらどうする?
インフルなら2~3日で治るけど。
治療法のない感染症や

未知のウイルスだったら?

このまま死ぬまで39度だったら?

確率は極めて低いが…

いずれにしても冬は忙しい。
既に風邪は多く、連日満員だ。
ウイルスも医療機関の経済には

貢献している。

またまた不謹慎と叱られるか…

うちの診療所は自分を含め、
全員が従業員。
多忙でもインセンティブなし。
それでも楽しく仕事をする
全スタッフが誇らしい。