
往診の運転を鈴木君にお願いした。
鈴木君は中学からの同級生だ。
右腕になって仕事を手伝ってくれている。
いつもの運転手さんも鈴木さんだ。
鈴木さんは夏休みを取っている。
(ちなみに往診カーもSUZUKI…)
鈴木さんは地元なので運転がスムーズだ。
同級生の鈴木君は大阪出身。
台東区の一方通行の多さに緊張していた。
ちなみに台東区の道路率は東京で一番。
職人の街だから荷物の積み降ろしが多い。
それが理由だ。
そんな理由で一方通行と道路率?
大空襲で焼け果てたからだ。
広い道路のお陰で救急車もすぐに来る。
近隣には大病院がそびえている。
患者さんにはいつも「世界で一番めぐまれてますよ」とうそぶく。
敗戦した日が近づく。実体験のある人がどんどん減っていく。
戦争を語る。そのとき患者さんの目つきは豹変する。
みんなに聴かせたいなあ。
いつもそう思う。
空襲と広い道路率。これも「怪我の功名」なのかな。
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植