おばあちゃんの棺が川で流された。
皆で力を尽くしようやく救出した。
無事を確認するために蓋を開けた。
おばあちゃんがいない!
どこに行ったんだ?
蓋についてた。
という小噺がある。
23時、ちょっと遅めのランニングをした。
いつもと違う道を通る。
「たこ焼き」という赤提灯を見つけた。
4時までやっているバーだった。
興味がそそられ、翌日家族で行った。
カウンターで飲んでいるお客が二人。
一卓しかないテーブルに座った。
期待のたこ焼きがきた。すこぶる美味い!
味覚は人それぞれだ。好みの味だ!
妻も子供も大喜び。
追加注文もして計4皿ペロリと平らげた。
店主は30代前半か。真面目そうだ。
店主に訊いた。
「お兄さん出身どこ?」
「大阪です」
「大阪のどこ?」
「生野区です」
「生野区のどこ?」
「北巽です」
「オレ小路やん」
「ぼく小路幼稚園出身です!」
「オレも小路幼稚園やん!」
「美智子先生にお世話になりました」
美智子先生は副園長先生だ。
兄弟姉妹4人で通った幼稚園。
美智子先生には大変お世話になった。
店主の彼は一回り以上下の32歳だった。
世間は実にせまい。
こんなことは実はしょっちゅうある。
無数の「ご縁」に守られて生きている。
ええ加減に生きたらアカンとしみじみ。
たこ焼きをテイクアウトした。
8個入りのはずが7個しかない。
「兄ちゃん間違いよったな」
よく見ると1個蓋についてた。
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植
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