早い話が、みな喜び方が足りない!
大川さん(68歳)は不機嫌だ。
いつも難しい顔をしている。
大変美人な女性だ。
持病はコレステロールが高いだけ。
自称「まだ更年期が続いている」だ。
提案してみた。
「もうちょっと喜べば?」
概して、みな喜び方が足りない。
喜怒哀楽の感情でいえば、
「喜」と「楽」が少なすぎる。
もっと感情をしっかり出そう!
それに対して
「怒」と「哀」は十二分に出す。
武士のカルチャーなのか?
人前で喜ぶのが苦手な人が多い。
確かに「負」の感情は記憶に残りやすい。
危機回避のための本能なのだろう。
しかし、である。
世の中は「悲哀」に満ちている。
謝罪を求める光景だらけだ。
「怒り」の材料を探しているかの如く。
そっちにばっかり心を動かしていたら?
心身ともにもたない。
危機回避のはずだった能力が
危機製造力になってしまう。
大川さんは孫に
「ばあば、顔が怖いよ」
と指摘されたらしい。
いつも反省するそうだ。
孫は屈託なく喜んでいる。
孫のフリみて我がフリ治せ、だ。
(フリの使用法が違うが…)
嬉しいときも犬のウンコ踏んだときも
ソファの上で飛び跳ね万歳して喜ぶように
と大川さんに宿題を与えた。
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植
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