足腰のプライド

とにかく大変だった。

桶谷さん(仮名、86歳、女性)は独居だ。
「線香をあげさせてほしい」
亡父の旧友が来るというから準備をして待っていた。

待てど暮らせどやって来ない。
桶谷さん宅から旧友の家まで約4㎞。
この暑さだ。当然タクシーで来ると思っていた。
なんと、歩いて来たのだ!

せいぜい10分ほどで来ると思っていた。
それが1時間以上かかったのだ。
外で待つ桶谷さんも熱中症寸前だった。
フラフラでやってきた亡父の友人をようやく
支えながら部屋まで連れて行った。
亡父の友人は齢93歳!

交通インフラが整っていない時代を過ごした。
歩くしかなかったし、実際よく歩いた。
その頃鍛えた足腰が今の健康を作っている。
89歳の皮革会社会長の言葉だ。
「歩かない今の若い人が心配だ」
とも言っていた。

日本転倒予防学会の発表によると、
交通事故死が1.5万人から5千人弱に減る間に
転落・転倒死は5,900人から1万人弱に
増えているそうだ。

桶谷さんの亡父の友人は、
若い頃のイメージそのままに
歩いているのかもしれない。
プライドとか自負もあるのかも。

転倒には心理的な病理があるかもしれない。

日本メディカルコーチング研究所
よろず相談所 One Love
所長: 原田文植

日本転倒予防学会のホームページ
http://www.tentouyobou.jp

言葉は、身体のコントローラー。
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