認知症は予防できる?

早い話が「遺伝子は強い」ということか?

宮下さん(78歳)には双子の姉がいる。
姉は長野県でコンビニの店長をしている。
宮下さんの息子によると母と性格が真逆。
母親の宮下さんは非常に悲観的な人だ。
まあ愚痴っぽい。険しい顔をしている。
大酒家の夫の死後、暗さは加速している。

おばは明るくて大らかな性格だそうだ。
常に周囲を笑わせているし、笑い顔。
人柄も奏功しているのだろう。
コンビニを経営し、繁盛している。

性格が真逆の双子は少なくない。
後天的要素の影響が強いのだろう。
「性格は変えられる」の根拠でもある。

宮下さんがしばらく来院していない。
徘徊している姿の目撃情報もある。
息子に連絡し、受診してもらった。
やっぱり様子がおかしい。
会話はできるが、記銘力があやしい。
簡易検査をしてみた。
認知症の領域に入ってしまっている。
息子にも定期受診を促した。
その後、幸い進行は止まっている。

以下、息子に聴いた話である。
先日おじさんが亡くなった。
宮下さんの双子の姉の夫だ。
長野まで母子で葬儀に行ってきたらしい。
おば(宮下さんの双子の姉)が変だ。
おばとの会話が成り立たない。
何と、おばも認知症が発症していたのだ!
少し前にコンビニも閉めたそうだ。
おばには息子と同い年の従兄がいる。
従兄は言った。

「こっちは明るいボケ。
そっちは暗いボケだね」

さすが、おばの息子。
ブラックジョークを明るく返してくれた。

人生の大半、違う生き方をしてきた双子。
姉妹で同時期に認知症を発症する。
明るい、暗いの違いはあれど。
やはり遺伝子の影響は強いのか・・・

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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