羞恥心

ビートたけしがある対談で「今でも飲み会で裸になれる自分が誇らしい」と言っていた。
大物になっても羞恥心を捨て去ることができる、守りに入っていない、ということが誇らしいのかもしれない。

ある往診患者さんのお話である。
隣の鈴木さん(仮名)が、「自分の家のトイレが汚いから」という理由で頻繁にトイレを借りに来るらしい。
絶句した。
鈴木さんも、うちの患者さんなのでよく知っている。ありえる人だ!

鈴木さんはネコ5匹、犬1匹、カメ7匹飼っていて、しょっちゅう「泥棒に入られた」と騒いでいる少し(いや、相当)変わった女性だ。
私の外来にも度々「睡眠薬を盗まれた」と言っては再処方を依頼しに来る。
羞恥心を捨てた人は最強だ!
もちろん断るが、診察室を出て行くときの悲しげな背中に複雑な気持ちをおぼえる。
色んな人とケンカをしていて、「変人」扱いされている。
外来には定期的に通院していて、時々差し入れをしてくれたりもする(パチンコの景品のお菓子)。
気には入られているようだ。

「鈴木さんがトイレに入った後、流れなくなったのよ。業者に来てもらって大変だったのよ。こんなことばっかりよ」
と、鈴木さんにトイレを貸してしまう、本当に人の良い患者さんの発言である。
「迷惑だったらはっきりそう言った方が良いですよ。でも、どうせこれからもトイレ貸すのでしょ?優しいもんね。だったら気持ちよく貸してあげた方がいいよ」
と言ったら往診患者さんは苦笑いしていた。
これまでのことは水に流すそうだ。

 

よろず相談所 ONE LOVE
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

★東京・蔵前(台東区)の原田医師/医学博士による、
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