40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持てるのか?

15年ぶりに母校の地を訪ねた。
変わらない部分もたくさん残っていた。
心地よい胸キュンを楽しんだ。
学生時代に通った定食屋さんにも行った。
これを大盛で食ってたんだなあ…
思ったほど塩分控えめでもなかった。
「東京の味が濃い」というのも偏見だな。

本日退院する父を迎えに行ったのだ。
同級生の朝隈君が主治医だ。
後輩の米田君と二人で診てくれている。
皆で手厚い医療を施してくれて感謝だ。
二人とも近い将来教授になるだろう。
自信に満ちた良い顔をしていた。
本当に誇らしい優秀な外科医たちだ。

数年ぶりの再会でお互い近況報告をした。
四方山話の中、朝隈医師が言った。
「オレの頬っぺた、見て。
シミが小さくなってるねん」
「ホンマですね、何かしたんすか?」
と米田医師。
「勝手に小さくなってるねん」

この二人は一体何の話をしているのだ?
朝隈医師のシミは気になったことがない。
彼は男前だ。そんなシミなど記憶にない。
すると米田医師が
「オレもここにあるんすよ。
小さくならへんかな」
これまた気になるレベルではないシミだ。
年がら年中日焼けし、喫煙もしている
40代の男なら当然あるであろうシミだ。

ハッと気づいた。
二人とも皮膚科の女医と結婚していた!
多分、皮膚科医の眼には気になるのだ。
きっと妻に頻繁に指摘されているのだ。
それに慣れっこになっている彼らだ。
会話の「変さ」に気づかないはずだ!
ちなみにウチの妻は法学部出身。
顔のシミを指摘されたことはない…

外科医は外科医独自の眼がある。
内科医で自称「著述家」の眼もある。
その眼を通して物事を観ている。

一見、会話を共有しているように見える。
それでもそれぞれ違うモノを見ている。
みな、違う眼を持っているから。
そんな話をしつつ
「医者は世間的には十分非常識だから
独善的にならないよう気をつけようぜ」
ハグで再会し、ハグで再会を約束した。

「写真撮らせてくれ」
朝隈君にリクエストされて写した一枚だ。
父の病室前で変なポーズをしてしまった。
しかも、苦しんだ父の退院の日に…
写真を見て母と妹にあきれられた。
十分すぎる「非常識」なのだろう…

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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