89歳の山本さんはステーキ大好き。
杖はついているが、眼光が鋭い。
誰が見ても只者ではない雰囲気だ。
現役時代の波乱万丈な人生はドラマだ。
行きつけの本屋が同じで意気投合した。
本当に読書ばなれ?
台東区立中央図書館は大盛況だ。
椅子が悪いのにも関わらず。
いや、長居をさせないためなのかも。
診療所の待合室を見ていつも思う。
読む人は常に読んでいる。
細切れの時間、読まずにはいられない。
読書習慣のメリット?
医師の説明を理解しやすくなる。
「人を見て法を説け」という。
説明が患者さんに伝わっているか?
同じ話が通じる人と通じない人がいる。
相手によって微妙に変える必要がある。
読書習慣のある・なしと理解度。
明らかに相関関係がある。
読書している人は例外なく理解がいい。
医師の説明を正しく理解できる。
それは現代ではサバイバルにつながる。
抽象的な話が伝わるかどうか。
知識量が問題なのではない。
イメージを共有しやすいのだ。
読書経験の豊富な人ほど。
認知症予防として読書が推奨されている。
言語を映像化する。
この作業が脳に効くのだ。
読書する人の脳内で起こっていること。
無味乾燥な文字がカラフルな絵本に。
人間の能力には驚嘆するほかない。
夏休みの「課題図書」、教科書の音読。
親や教師から「させられる」読書。
読書嫌いの原因になっていた。
(マンガだけは死ぬほど読んだが…)
最近、毎日10冊近く読むようになった。
自分の読書における決め事だ。
一度で理解しようとしないこと。
著者は読書より圧倒的に知識量が多い。
一度でわかろうとする方がおこがましい。
軽々しく知識習得を目的にしないことだ。
そう決めるだけで読書は身近になる。
本を読む真の目的とは?
自分が「何を知らないのか」知ることだ。
世の中こんなに知らんことあるんや!
これが快感なのだ!
人間は「知っていること」しか読めない。
つまり「記憶」を用いて読んでいるのだ。
門外漢は専門書を絶対に理解できない。
ただし、
「無知」を知ることが目的なら読める。
次のステップ。
繰り返し読むと「視える」瞬間がある。
「なるほど!」という瞬間。
子供の感動を味わえる。
さらに快感度が増す!!
やや変態じみた告白をしてしまった。
きっとソクラテスも変態だったはずだ。
「無知の知」を楽しむ変態。
『読書で認知症を予防する秘伝』
そんな本を出そうか?
でも読書しない人の目には止まらないか…
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植
★この本が、あなたを変える!