ネポティズムとは?

「ネポティズム」という言葉をご存知か?
日本語に訳すと「縁故主義」である。
少し悪意のある訳だと「身内びいき」となる。
野党が懸命に追求している「モリカケ問題」もネポティズムに対する批判だ。
「ネポティズムはズルいよ」
と言っているわけだ。

今に始まったことではない。昔からずっとネポティズムなのだ。
政治家も医者も世襲ばっかり。才能で勝負、の芸能界も見渡せばネポティズム。
学歴社会もネポティズム。貧困もある意味ネポティズムだ。
履かせてもらっている「下駄」はすべてネポティズムだ。

ふと思った。
この世は全てネポティズムなのではないだろうか?
目に映る全てのコトは「縁故」でやってきたものばかり。
純粋に独力で得たものなんて一つもないはずだ。
思考している頭の中身も「縁故」でできている。親の縁故、教師の縁故、友人の縁故…

大多数の人がフェアでないと感じる「縁故」が「ネポティズム」であり、批判対象となるのだ。
線引きは難しい。
人のふり見てわがふり直そう。

 

原田文植