漫画セラピー?

85歳の須川さんは認知症だ。
でもいわゆる「痴呆」とは思えない。
漫才の「ボケ」のように自覚的だ。
「オトボケ」というのか。

「夜はよく眠れてますか?」
と質問したところ
「本を読んだりしてます」と
「どんな本?」と訊くと
「漫画です」との答え。
「ゴルゴ13とか?」とこっちがボケた。
「そうなんですよ」
本当に読んでいた!
最新作の話をし始めた。
「ホンマですか?」
付き添いの娘に訊いた。
須川さんは大好きなのだそうだ。

認知症の女性が『ゴルゴ13』を愛読?

あり得るか!?

須川さんは紹介で当院にきた患者さんだ。
前医でアルツハイマーの薬を処方された。
効いているとの判断で投薬は続けている。
『ゴルゴ13』を読めるほど効くか?

『ゴルゴ13』は50周年を迎えたそうだ。
すごい金字塔だ。
取材力とリアリティは唯一無二だ。
手塚治虫先生が嫉妬したのもうなづける。

連載開始時、須川さんは35歳。
ゴルゴを読んで若い頃に戻っているのか?
主人公のデューク東郷がタイプなのか?
主治医の妄想だ。

漫画セラピー…
あると思います。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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