あそこに入院すると死ぬから嫌だ。
口コミは怖いなと思う。
患者の多い大病院の宿命でもある。
重症患者さんを受け入れてくれる病院。
医療機関には役割分担がある。
特殊な治療や検査が必要な患者さん。
大病院に紹介することになる。
受けてくれると本当に助かる。
だから冒頭の言葉は悲しくなる。
生還している人もたくさんいる。
生還した患者さんはまたその病院に行く。
死ぬまで通い続けるかもしれない。
「やっぱりあそこに入院すると死ぬ」
それは「酷」というものだろう。
大学病院で働く同窓の話だ。
難治性のガン治療を専門にしている。
大勢の患者さんがお亡くなりになる。
医師は皆、病を治したい。
患者さんの喜ぶ顔が見たい。
誰かがその役目を引き受ける必要がある。
死にゆく患者さんに寄り添う役目を。
そこで働く友人医師を誇らしく思う。
医師がいなければ人は死ねないのだ。
現行の法律では…
あの病院に行くと死ぬ。
なんて言わないでほしい。
医師のためにも…
自分のためにも…
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植
★言葉は、身体のコントローラー。