「何の仕事をされているのですか?」
「医者です」
「そうですか。最近減ってますよね。
それはそれは…」
と何とも違和感のある返答。
それからお墓の話が始まった。
「あのう、何の話をされてますか?」
とおそるおそる訊いてみた。
どうも「石屋」と思われたようだ。
話の相手はお寺の住職。
だからこその聞き間違いだ。
興味ある情報が集まるということだ。
安くて美味しい居酒屋がある。
そこのマスターと「休日」の話になった。
日曜日も料理のことばっかり考えている。
だから実質「休日」はないとのこと。
自分も同じ感じなので意気投合した。
「この食材はどう料理しようか?」
「これとこれを合わせれば?」
四六時中料理のことを考えているそうだ。
高くないお店だ。
採算が合わない発想がわんさか湧く。
ボツになったアイデアだらけだ。
お蔵入りになっている料理たち。
実に食べてみたいものだ…
「好きこそものの上手なれ」
「あなたにとって野球とは?」
と訊かれた野村克也さんの答えだ。
「好き」じゃないことはやるな。
常に自分に語りかけている。
特に仕事と趣味・娯楽は。
趣味まで義務的にやっている人がいる。
理解不能だ。
時間がもったいないのでは?
絶対に「好き」な職業を選ぶべきだ。
「社会」と関わって「対価」をもらう。
「好き」でないことをされたら迷惑だ。
仕事は大抵長い年月関わることになる。
好きでないことを継続すれば病気になる。
つまり「好き」でない仕事は自傷行為だ。
「好き」なことは四六時中考える。
いや、考えてしまう。
「無意識」も動員される。
好きだからこそ、情報は無限に集まる。
当然、「労働生産性」も上がるはず。
好きなことしかやらない。
好きな人としか会わない。
好きな場所にしか行かない。
そう決めたんだから仕方がない。
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植