「夫がダメだって。手術を許してくれない」
77歳の大森さんは嘆いた。
大森さんは長年両膝の痛みが強い。
両膝の変形がすさまじい。
整形外科では常に手術を勧められている。
今回手術を決断した。
しかし夫からダメと言われたそうだ。
理由?
夫の世話をしないといけない・・・
タメ息が出た。
自分のことでしょ。自分で決定してよ。
中学生が繁華街で遊びたい。
「映画観に行こうぜ!」
同級生を誘う。
断られる。
「お母ちゃんがアカンってゆうてるねん」
それと変わらんよ。77歳!
自分で決定できない高齢女性は多い。
年老いたダンナのどこが怖いのか?
というより「刷り込み」が強いのだろう。
なるほど日本の男女平等度は110位だ。
夫とも対等以上にやり合う高齢女性もいる。
よくよく聴いてみると女学校出身だ。
「教育」って大きいなあと思う。
大森さんに足りないものは何か?
「知識」をつける機会だと思う。
偏見や先入観が機会を妨害した。
「オンナが勉強してどうする?」
「リスクは知識に反比例する」
アーヴィングフィッシャーの言葉だ。
知識不足が身の危険を招く。
大森さんはまさにそのケースだ。
もうしばらく説得し続けよう。
昨年少々話題になった論文だ。
「女性医師の方が患者の寿命が長い」
理由は?
女性はマニュアルどおりに医療をするから。
女性は概して真面目で遵法精神が強い。
女性の繊細さに知識が加わる。
「鬼に金棒」なのだろう。
よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植
■(医療従事者向け)
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