鉄の女?

クリーニング店で働く岩瀬さん。
50年以上同じ店で働いている。
77歳という年齢。現在はパート扱いだ。
オーナーから全幅の信頼を置かれている。
特筆すべきはそのアイロン技術だ!

今、岩瀬さんは岐路に立たされている。
若い同僚がイヤな人らしい。
心労が顔に出ていた。
少しやつれていた。
オーナー夫婦も一緒に働いている。
若い同僚の態度には手を焼いている。
しかし、みな強く注意できないそうだ。

そういう職場は少なくない。
「もう辞めようかなと思っているんです」
岩瀬さんは言った。
その方が良いのではないか、そう思った。
岩瀬さんは十分働いた。
「岩瀬さんが産まれたとき、ご両親は
こんなに長く働いて納税し続けるとは
絶対に思ってなかったでしょう。
そろそろエエんとちゃいますか?」

社会に機能を提供し、対価を得る。
職業の定義を真っ当に実践してきた。
好きだから続けられた。
こういう人は燃え尽き症候群にならない。
次にまた好きなことを見つけられる。
幸い、同居の娘はナースでしっかり者。
困らない程度の蓄えもある。

暗い顔で入室してきた岩瀬さん。
「ここに来ると元気になる」
満面の笑顔で退室して行った。
ちょっと背中を押しただけだ。
それを求めている人ばかりだ。
医者の「大丈夫」は効果テキメンなのだ!

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植