有言不実行

「後悔などあろうはずがありません」
イチローの引退のときの言葉だ。
好きなコトをやり続けてきた。
その人だけが使える言葉だ。

イチローを藤井寺球場でナマで観た。
ハタチそこそっこだった。
衝撃の一言だった。
野球の方がイチローにアジャストして
いるようだった。
とにかく一人「規格外」だった。

昭和の子供はみな野球選手に憧れた。

将来なりたい職業
「1位 公務員」

数年前のアンケート結果だ。
公務員は素晴らしい職業だと思う。
職業選択の自由だ。

問題はその「動機」だ。
「安定しているから」らしい。

大丈夫か?日本の子供たち!

子供は本来「変化」や「驚き」が好きだ。
最も望まないものが「安定」だ。
ということは誰が刷り込んだのか?

変わらないものなんてない。
万物は流転するし、諸行無常だ。
不変への執着が地獄の始まりだ。

発生し、消滅する。
そのことを痛烈に感じさせてくれるもの。
それが「即興演奏」だ。
中学時代にその魔力に魅せられた。

しかし…
世の中の流行りと逆行する類のモノ。
確実に廃れる。もはやどこにも見ない。
予定調和のオンパレードだ。
世の中に責任転嫁するつもりはない。
しかし、自分の”熱狂”は消えつつあった。

また火が点きそうな気配が迫る。
子供が生まれ、新たな試みを始めた。
すると「時間の感覚」が変化した。
自分の全生活が即興演奏になったのだ。
仕事、家族、友人、遊び…
「全部アドリブ!」
特に患者さんとの関係の中で強く感じる。

そのことを徹底的に気づかせてくれた人。
それが『日野晃』私の師匠だ。
武道家でミュージシャン、哲学者。
何より、シャベリが死ぬほどオモロイ!
こんな人ホンマにおったんや!
の連続だ、お会いする度に。
真の意味でリミッターが外れた。
目の当たりにするほど強烈なものはない。
どれほど凄いかは各自調べてほしい。

御年71歳。
またとんでもないことをやられる。
『ドラム叩きっぱなし』
https://bit.ly/2URVswW

自分に限界を感じている人。
人生に行き詰っている人。
多くの人が該当するはずだ。
リミッターを自力で外すのは難しい。
大抵「他力」が必要だ。
とんでもない人に直接会うのが一番早い。

「ナマ」に勝るモノはない。
イチローの生演奏はもう観れない。

ジャンルは異なる。
しかし、日野晃師に受けた衝撃は
勝るとも劣らない。

日野師もイチローも同じことを言う。
「好きなコトしかするな」
以前のブログにも書いたが守っている。

同級生の医師に言われた。
「日野先生に洗脳されてるやろ?」

はい、されてます。
みんな「誰か」に洗脳されている。
ほとんどが「親」だ。
じゃなければ「公務員」を選ばない。
(あくまで「動機」を問題にしています)
どうせ洗脳されるなら「一流」を選べ。
釈迦やキリストクラスの大物を!

日野先生は「答え」を教えてくれない。
見せた上で「感じろ」と仰る。
だから課題はいつも難しい。
「誰でもできるんやったら
やる意味ないやんけ」
常に「途上」なのだ。
有限不実行なのだ!
これこそ真理に違いない。

感動だけが人生を激変させる。
不世出の人物に会えるチャンス。
逃さないでほしい。

人生の引退時に
「後悔はあります」
と言わないために。

 

日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植