
職業 ヘルパー
患者さんに意外と多い。
大体みなヘトヘトだ。
血圧も上がるし、過食してしまう。
ストレスが溜まるのだろう。
当院の患者さん宅に入っている人も多い。
ヘルパーからの情報提供は貴重だ。
「全然お風呂に入らないですよ」
お風呂に入っているはずなのに!
「ものすごくエラそうでしょ?」
とても腰が低い患者さんなのに!
医者に対する態度と異なるようだ。
医者の前ではやはり皆少し構える。
「いい子」を演じるのだ。
ヘルパーには堂々と弱みを見せる。
生々しい日常。
ヘルパーからのチクリは有用だ。
患者さんは結構「ウソ」をつく。
いや、「真実」なのかもしれない。
本人にとっては…
みな都合の良いように記憶するからだ。
ヘルパーの客観性が入ることで
「はは~ん、この辺りやな」
と「事実らしきもの」が見え隠れする。
本当にコメディカルに助けられている。
医師の仕事は「ええとこ取り」だ。
つくづくそう感じる。
情報提供してくれるヘルパーさんは
医師のとってもヘルパーなのだ。
日本メディカルコーチング研究所
所長:原田文植