愚痴の作り方

先生にしか愚痴を言えないのよ

横井さん(68歳)は本当に愚痴が多い。
患者さんの愚痴は嫌いではない。
真剣に付き合うほどの内容は少ない。
ちゃんと聴いてあげると色々やりやすい。
もちろん情報入手にもなる。

横井さんをよく知る患者さんが来院した。
「あの人愚痴多いでしょ?」
冒頭の言葉はウソだった。
どこでも愚痴を言っているようだ。

愚痴っぽい性格ってあるのか?
そんなものはない。
きっぱり断言する。
それは性格ではない。
ただの「くせ」だ。
頭の中にある材料をどう料理するか。
順番を並べ替える。
他の材料を加える。
それで「愚痴」が出来上がる。
その料理が得意なのだ。
日常的に「愚痴」の材料を探してしまう。
その料理が得意だから。

愚痴っぽい自分がイヤなら止めるだけ。
簡単に止められるかどうかは知らない。
くせの矯正はそれなりに時間がかかる。
ただ止められない類のものではない。
それだけは断言できる。
大抵は親につけられた「くせ」が多い。
まずはそのことに気づくことだ。

横井さんは「愚痴」を止めるだろうか?
当分止める気がないだろう。
多分趣味に近いものなのだろう。

自分の弱みを見せる。
そういう導入も悪くはない。
意外と愚痴を聴くのは嫌いではない。
他人の愚痴もそれなりに勉強になる。
悩みを解決してやろう、と思うと
色々発見・開発できるからだ。

横井さんも愚痴を聴く側に
まわって欲しいものだ。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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