三方よし

初めて訪れる駅に改札口がいくつかある。
目的地に行くには、どの改札を出ればよいかわからない。
地図にも載っていない場合、改札の駅員に訊くことになる。
そんなとき、駅員がいないとがっかりする。
別の改札に行ってもいない。
途方に暮れることになる。
一か八か出ることになるが、間違った場合、こんなに暑いと悲しくなる…
つい最近に実際にあった経験だ。

AIが職業を代替するようになると各所で無人化が進むのだろう。
無人レジも増えていく流れのようだ。
経費の中でも「人件費」が最もかかる。
「経営者」目線なら理に適っているのだろう。

大阪府の松井知事のツイッター上の発言だ。
今回の豪雨災害の共産党の募金活動に関して「自分たちの経費を差し引くので注意が必要」とツイートして抗議されている。
以前、松井知事は橋下氏の現在の肩書についても「国際ジャーナリスト」と評しており、理由を「海外旅行を全て経費化できるから」と述べていた。
よほど「経費」という概念を意識しているのだろうと思われる。

公共とも言える場所での「無人化」がどんどん進むことに不気味さと危険性を感じるのは自分だけだろうか?
以前にもブログで書いたが、「社会的つながり」の欠如が「自殺」と「認知症」の発生(発症)に強く関わっているようだ。
目の前の「経費削減」が、「社会的な損害」を産むことになるなら本末転倒である。

冒頭の松井知事は実に「経営者」なのだと思う。
しかし、相手あっての経営である。自分の組織だけ食えればいいのではない。
是非とも他者のメリットを「可視化」してほしい。
松井知事には「なにわ商人」として、是非とも「三方よし」の政策提言を強く期待する。

 

日本メディカルコーチング研究所
よろず相談所 One Love
所長: 原田文植