脳内麻薬出てますか?

無差別テロを引き起こしたカルト集団の幹部たちが一度に死刑執行された。
メディアが「あの事件」を再検証(?)している。

常に取り沙汰されるのが、「なぜあのようなエリートたちがカルト教団に入信し、残虐な事件を起こしたのか?」だ。

「特殊な意識体験」つまり「神秘体験」が導入に使われたようだ。
実際に「見てしまった」、「身体で経験してしまった」は何物にも代えがたい証拠になるようだ。
言葉にできない「体感」はこれまでに積み上げてきたエリートたちの「論理的思考」を簡単に凌駕してしまったのだろう。
伝統的ヨーガや違法薬物が利用されていたわけだが…

個人的な話だが、最近走り始めた。
医師というのは、ときに患者さんに「運動」を勧める立場である 。
体調・外的要因・過去の習慣その他で運動を導入し難い人もいる。
「運動」をしないと一体どうなるのか?
日常生活の最低限度の活動だけで過ごすと一体どうなるのか?
自分で一年間ほど「人体実験」してみた。
学生時代から、平均よりは強度の強いスポーツを長年続けていたと自負している。
ここ一年ほど、「精神的安定と食生活のみでどこまで健康を維持できるのか」
をテーマにやってみた。

結果、体重はほとんど変化していないが、腹回りなどフォルムには「異常」が生じ始めた。
雑用が多い人間なので、「効果的」かつ「捻出できる最低限の時間」が理想だ。
文献を色々あたった結果「40分連続」で「負荷あり」という条件を選択した。
「負荷」として途中で100メートルほどの坂道ダッシュを加えている。

全く疲れない。それどころか息も切れない。むしろ気持ちいい。
これが「ランナーズ・ハイ」というやつか?

そういえば医師仲間でも走っているヤツは多い。
トライアスロンにはまっているヤツも結構いる。
ヤツらもこの「境地」を楽しんでいるのでは?
ギリギリまで運動をせず、精神的な安定を追い求めてきたことが奏功しているのかもしれない。

これはもしや「神秘体験」なのではないだろうか?
「脳」は簡単にこのような経験をさせてくれるのではないだろうか?

人間の「脳」がそのような性質があるということを知っておく。
そして、スポーツでも座禅でも茶道でもいい。
「合法」で「他者に迷惑をかけない」神秘体験を経験しておく。
それだけで他者に操られるリスクを下げられるのではないだろうか?

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植