依存症を克服するには?

とにかく大変だった。

57歳の笹野さん(仮名、男性)はアルコール依存症だった。
何度も死にかけた。
酔って口論し、死にかけた。
肝臓の数値が致死レベルまで跳ね上がって、死にかけた。
胃に穴が空き、大量出血し、死にかけた。

AKBの魅力に憑りつかれたのは5年ほど前。
同級生とともに日本中を回っている。
実はこの同級生もうちの患者さんだ…

その笹野さんがついに酒を止めたのだ。
もう2か月間一滴も飲んでいないらしい。

どうやって止めたのか?

一つは「AKBのおっかけ」という趣味(?)のおかげ。
酒臭い状態で握手会はさすがに迷惑極まりない。

しかしその動機だけでは止められていなかった。
大きな動機は

周囲に本気で宣言したことだ!

日々「有言実行」を積み重ねる。
どんどん後には引けなくなっていった。

話は変わるが、うちの家のルールを紹介する。
妻との会話の中での取り決めだ。
ネガティブな言葉を発したら500円罰金なのだ。
しかも、発した方が払うのではない。
「発っしさせた方」が払うのだ。
たとえば、私が人の悪口を話す。
すると妻が500円を私に払うのだ。
ネガを話させる「空気」を作るのが罪という考えだ。
すこぶる効果があった。
相手の「言葉」がしっかり「視える」ようになる。
(「ネガ」も、ときには悪くない…)

笹野さんに、酒を誘いたくなる「空気」は消えていた。
やはり、没頭する「趣味」と「言葉」は大切だ。

 

日本メディカルコーチング研究所
よろず相談所 One Love
所長: 原田文植

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