みんなゆうてる

みんなそれゆうてる

患者:咳をすると頭が痛いんです
医師:みんなそれゆうてる
患者:喉も痛いんです
医師:みんなそれゆうてる
ここ押さえたら?
痛いやろ?
みんなそれゆうてる
患者:こんな症状初めてですよ
医師:みんなそれゆうてる。うちの妻も。

今の流行りの風邪の症状だ。

みんなゆうてる、だから安心して下さい。
常日頃言っていることと矛盾する。
「病名」が与えられることで安心するな。
カテゴライズされて納得するな、と。

それは、治療につながらない病名の場合。
「風邪」の場合はさにあらず。
時間が経てば治る。だって風邪だもの。
もちろん諸症状を緩和させる薬はある。
明日きれいに治らないかもしれない。

どこまであきらめられる?
どの程度なら妥協できる?

この程度の症状なら
「まあそんなもんか」
と日常を送った方がいい。
学生なら学校、サラリーマンなら会社へ。
どの時点を「治った」とするかは難しい。
理想は常に「そういえば治ってた」だ。

元自民党の議員で日本医師会会長
でもあった故武見太郎医師は
「風邪ごときで来るな、忙しいのに!」
と風邪の患者を追い返したことで有名だ。
時代のなせる業だとは思う。
しかし、あながち間違いとも言えない。

風邪の大部分は医師は治せない。
大体みんな手遅れになってから来る。
医師の手柄と言うには。
「時間が治したな」
と感じるケースが少なくない。

不快と思われる症状も楽しんでみては?
「みんなゆうてる」のだから。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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