老化って存在するの?

馳さんが2度目の世界一周に出かける。
現在81歳。前回は78歳のときだった。

「最後になるからね」と馳さん。
「前回もそう言ってましたよ!」
そう言うと、馳さんは照れ笑いをした。

高血圧と高脂血症、睡眠時無呼吸症候群
それが馳さんの病名だ。

奥さんを亡くした馳さんは自炊している。
読書家で生活態度も真面目だ。
前回の旅の後、目の輝きが変わった。
妻を亡くしてやや自暴自棄だった。
人生でやり残しがないように。
前回は、それがテーマの世界一周だった。
「もっかい行けますよ」
外来受診時にそう励まし続けた。
年末旅立つそうだ。
素晴らしい!

旅行の効能は、たくさんの報告がある。
以下は東北大の研究報告だ。
旅行が認知症予防にもたらす効果について

旅行先では脳がフル回転する。
絶対に「現状」にはない環境だ。
出会うのは知らない人ばかり。
好奇心も刺激される。
子供の脳に戻るのかもしれない。
コンフォートゾーンを広げるチャンスだ。

老化って存在するのか?
加齢と老化は別問題だ。
加齢は数字の問題。老化は認識の問題だ。

全ての物事は変化する。
変化の気づきにガサツな人は老化する。
脳をほとんど使わずに過ごす人もいる。
そりゃあ老化するだろう。

「能動的」に変化している人は繊細だ。
日々「技」を研鑽する武道家や音楽家は
驚くほど老化しない。

変化することを求めて学ぶ。
だから子供の成長を老化とは呼ばない。
学び続けることと旅することは似ている。

アンチエイジング?
あるわけないでしょ!
変化もエイジングもするに決まってる!
学び続けること!
読書すること!
技を磨き続けること!
旅すること!
それが「老化」と縁切りする方法だ。

一層目の輝きの増した馳さんに会うのが
今から楽しみだ。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植