
小山さんは85歳独居女性。
家の中は「江戸」だらけ。
提灯や江戸家具、歌舞伎や相撲文字。
亡き夫の趣味と思しき任侠風味…
それに加えて、文化とは異なる
不思議な「明るさ」がある。
独居特有の「寂しさ」が薄い。
なぜだろう?
江戸の色彩は概してシックだ。
(花魁文化は別…)
色も「原色」という感じではない。
小山さんは倹約家なので電気も暗い。
理由がわかった。
そこら中に
「ユーモア」「笑」
という字があったのだ!
デイサービスで書いた作品
「いつも心にユーモアを」
「笑う門には福来たる」
壁にたくさん貼ってある。
「笑」「ユーモア」という字の持つ
ポテンシャルはあなどれない。
嘘だと思うなら「笑」という字を
じっと見つめてみてほしい。
笑けてくるでしょう?
笑福亭笑瓶はラッキーだ!
「笑」が二個も入っている!
強力な芸名だ。
「診療所」も「診療笑」にしたら
楽しいかも…