酸っぱい記憶


20年以上前のことだ。
コンビニでお気に入りがあった。
グレープフルーツの果肉の入った
甘すぎないゼリー。


毎日のように買っていたが、
ある日棚から消えた。
そのまま入荷されなくなった。

ラジオでユーミンが同じことを
言っていたので記憶に残っている。
自分とユーミンくらいしか
食べていなかったようだ。

購買記録が完全に管理され、
売れない商品は発注されない。

今では当たり前だが、当時は驚きだった。

「好みも管理されるじゃないか!」

見事に世の中はその方向に進んでいる。
今ではスマホがその役目を担う。
日常的にスマホを使う人は
無意識に1日約250の業者にデータを
提供していることになるそうだ。


「コロナにビビる人」
と認定されたらかなり不利になるだろう。

「こんなのが欲しかったんでしょ」

そっちの後遺症の方が
はるかにデカイ気がする。