抗体検査結果


スタッフ7人に新型コロナウイルスの
抗体検査を行った。

大阪で抗体検査をやっている
「小児科せんちゅうクリニック」から
寄贈いただいたキットだ。

血清10マイクロリットルを取るには
ピペッターという検査器具が必要だ。
検査会社を口説いて借りた。
先端に取り付けるチップももらった。

スタッフは検査の経験がないので、
検査役は所長(自分)の仕事だ。

順番に血清から採取している隣で
みなそれぞれはしゃいでいる。

スタッフに流れる検査結果までの
時間はさまざまだ。

15分後
「全員陰性」
だった。

落胆しているスタッフもいた。

今年になってスタッフは
全員元気だった。
なので感染していたとしても
無症候性感染者だ。

無症状のうちに抗体を獲得している
希望は儚くも散ったのか?

「無症候性感染者は抗体が
早く消失する」
「二度目の感染では、免疫記憶で
軽症になることが多い」


最新の論文の知見だ。
なので、感染していた可能性を
完全に否定できるわけではない。

だが、発熱患者を診療し続け、
PCR検査と抗体検査をし、
全員「陰性」かつ無事だった。


胸を張っていいと思う。

これからも患者さんに感染制御を
指導しつつ自らも防御する。
うまくなった「緊張感の制御」こそが
財産だと心から思う。