ちょい不良(ワル)ばあちゃん

白川さんは91歳の独居女性。
うちには高血圧でかかっている。

株式投資で稼ぎ、孫に小遣いをやる。

米中貿易摩擦に頭を悩ませている。

先日、自転車ですれ違った。
自宅から30分は離れた場所だ。

最低1時間は走っていることになる!

路上でつかまると話が長い。
亡夫は遊び人だったらしい。
「先生、浮気しちゃあダメよ!」

会話の最後はこれで締める。

今回の検診も百点満点だった。
「素晴らしいじゃない!」
「サプリがいいのよ」
「サプリ…?」
「そう。サプリ飲んでるのよ」
「何のサプリ?」
「知らないわよ。効くヤツよ!」
ちょっとムカッと来たので言った。
「診療所とか主治医とか。ないの?」
「え?ああ診療所?」
「サプリもいいんやろうけども
せめてサプリ9、診療所1とか!」
「そうそう。みんなに言ってやるよ!
私の先生イイのよ~って!」
不敵な笑みを浮かべて言っのだ。

こちらの手を両手で握りながら…

主治医を手玉に取る91歳。
カラオケが趣味でビールで晩酌。
独居高齢者の鏡だ。