あなたのためなら生きられる

早い話が、

人間は「誰かのため」なら結構頑張れる

ということだ。

会社健診で来院した福岡さん(69歳)。
健診のみ、たまに受診する患者さんだ。
色々あったので印象深い。
前に会ったときと比べて、引き締まり、
マッチョになっていて驚いた。

顔つきも使命感に溢れている印象だ。
糖尿病も高血圧も克服したようだ。

野菜からしっかり食べる。
週二回のジムワーク。
自宅でも足踏み体操その他…

毎日できるだけ歩いているそうだ。

実直を絵に描いたような患者さんだ。
いや、患者さんだった人だ。

今は病んでいない。

あまりにストイックだ。

聴くと数年維持しているそう。

年齢が年齢だ。
健康が目的なのか?
健康はツールだと常々思っている。

おカネや健康が目的の人生は不毛だ。

頑張る理由を訊いてみた。

「再婚した妻のために長生きしたい」

のだそうだ。

福岡さんは前妻と死別している。
前妻の死後、自暴自棄になった。
飲酒量も増え、生活習慣病になった。

前回会ったときは、真っ只中だった。

数年前、10歳年下の女性と再婚した。

生活態度が一変したそうだ。

繰り返す。
人間は「自分のため」なら知れてるが

「誰かのため」なら結構頑張れる。

「そら、長生きせなあきませんね」
「120歳まで生きようと思ってます」
どっかで聴いたセリフだ…