「今年もシラスの収穫量が減ってる。もうこの商売ダメだね」
弟と鰻屋を営む近藤さん(仮名、70歳、女性)は言う。
「モノがない分にはどうしようもないもんね。お年寄りは増える一方だからウチの商売は当分安泰ですね」
とブラックジョークで返す。
もうすぐ「土用の丑」だ。
「需要と供給」の関係で、市場価格はひたすら高騰している。
(たくさん獲れたからといって値段が下がった記憶はないが…)
土用の丑だからといってお客が殺到することもないらしい。
廃業している店も続出しているそうだ。
「夏バテ(暑気あたり)」に鰻は効くのか?
食欲がないときに味気のないものを食べるより、「濃厚な味」のものの方が食がすすむことはある。
「鰻」と聴いて、よだれが出る人には効果があるに違いない。
ただし、消化機能が弱っているときは少ししんどいかも。
7月頃が時期的にも理に適っているのかもしれない。
ちなみに「土用の丑」の言い出しっぺは平賀源内だ。
江戸時代に
「夏バテ解消に鰻を!」
みたいなキャンペーンを打ち出したのだ。
いわば「ひとり広告代理店」のような存在か。
ジューンブライド(June Bride)という言葉がある。
「6月の花嫁は幸せになる」という言い伝え(?)があるそうだ。
実際は、「結婚式の雨は嫌われる。一番雨が多いシーズンの救済策」
と業界の人に聞いたことがある。
「タイトル」をつけることによって「意識」される。
それによって「消費行動」に結びつく。
まさに「口ぐせ」の効能だ。
「互助」につながるキャンペーン商法は、やりすぎない限り「あり」だと思う。
そういえば最近、鰻を食べるのは年に一回あるかないか。
今年の「土用の丑」は鰻を食べようかな。
一万人位に閲覧されているこのブログの効果は近藤さんに届くだろうか。
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