「みんな」パワー

うちの師長には二人の子供がいる。
仕事をしながら立派に育て上げた。
「どうやって育てたのかわからないんですよ。夢中だったから。
何と言っても周りがみんな仕事をしながら育てていたので、
当たり前だと思っていました」

息子が大きくなり、学校に通い始めた。
働いていないお母さんがたくさんいることを知った。
「お母さんはみんな働いていると思っていた」
と息子に言われたそうだ。

以前、戦争中に二度自宅が全焼した患者さんの話を書いた。
その患者さんは
「みんな貧乏だったし大変だったから落ち込まなかった」
と言っていた。

自分の主張の根拠として
「みんなそう言っている」
という人は驚くほど多い。
「みんな」って誰?
と訊ねると大抵あいまいだ。
テレビの影響や有名人の発言も「みんな」を造っている一部だと思われる。

「みんな」はすごいパワーを出させてくれる。
しかし、圧力をかけてくる存在でもある。
「みんな耐えているのだからアナタも耐えなさい」
という使い方もできる。
天邪鬼な自分は「みんな」を根拠にされると、逆を向きたくなる。

自分のプラスになるよう能動的に「みんな」を使うことに問題はない。
他人に強制する「みんな」は使わないようにしている。

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順番という呪縛

山口さん(仮名、51歳、女性)はこれまでに健診を受けたことがない。
理由は異様に注射が怖い。採血を受けられないそうだ。
子供の頃のトラウマによるものらしい。

山口さんの旧姓は有田。
小学生の頃、出席番号が1番だったそうだ。
だから注射を受ける順番は常にトップバッター。
後ろで泣いている子を背に注射を受け続けたそうだ。

確かにトップバッターの振舞いは重要だ。
大学院時代に小学校で予防接種を行うバイトがあった。
先頭が大騒ぎするととんでもないことになる。
なので口八丁手八丁、色んな技を駆使して
「全然痛くなかったわ」
という言葉を引き出す工夫をしたものだ。

背が低くて「前へならえ」の経験がない人。
出席番号が1番だった人。
幼少期の経験は「人格形成」にも影響を与えうるだろうか?
「原田」で「中ぐらいの身長」だった自分には未体験だ。

山口さんは散々だんなの愚痴を言っていた。
「合わない」そうだ。
仕事も一緒にしているので、額面通りにはもちろん受け取れない。
「有田」と「山口」では出席番号が遠すぎる。
それも原因の一つになっているかもしれない。

 

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長生きしてみるもんだ

「夜はよく眠れてますか?」
熱帯夜が続く。必ず聞く質問の一つだ。
「孫が寝室に入ってくるから、起きちゃうのよ」

石井さん(仮名、81歳、女性)は娘夫婦と孫三人の五人住まいだ。
一番年上の孫が夜中に石井さんの部屋に入ってくるそうだ。
自分の部屋が暑いからクーラーの効いている
石井さんの部屋に入ってくるのか?
そうではない。
朝寝坊しないためらしい…

石井さんは朝5時に起きる。そして公園のラジオ体操に参加する。
帰ってくる時間が孫を起こす時間だそうだ。
てっきり孫は小学生か中学生くらいかと思っていた。
何と23歳。社会人一年目の女性だそうだ…

言葉を失った。

記憶の中の祖父母はわりと遠い存在だった。
ずっと敬語を使って話していた。
石井さんと孫との関係は到底考えられないものだ。

石井さんは3人の孫に何度も助られているそうだ。
風呂で気を失ったときに救出してもらったことがある。
孫に気づいてもらわなければ死んでいたとのこと。
夏バテでぐったりしていたときには、ベッドまで運んでもらったり。
力仕事を手伝ってもらうこともしょっちゅう。

お小遣いも人並み以上に渡しているそうだが…

石井さんも孫もお互い幸せだから、それで良いと思う。

元気な高齢者が増えているのは間違いない。
85歳で人気中華店を切り盛りしている栗山さん(仮名、女性)は
娘婿にサーフィンに誘われるそうだ!
ひ孫と社交ダンスをしている86歳の男性を見たときには、
なぜか涙がこぼれた。

「お孫さんが寝坊する日もそう遠くないんじゃないですか?」
と石井さんに言ったら、
「先生ったらひどいこと言うわね!」
と言いながら膝を手のひらでたたかれた。

 

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★言葉は、身体のコントローラー。