笑いのツボ

早い話が「好き」に勝るものはない!

武下さんは当院へ通い始めて4年になる。
イマイチつかみどころがない。
非常にクソマジメなのだ。
酒もタバコもやらないし、スリムだ。
こんなにマジメな人がなぜ心筋梗塞に?

当院に紹介されたとき武下さんは64歳。
既にクスリを何種類も処方されていた。
クスリを減らそうと何度も試みた。
すぐに数値は悪化し、血圧も上がる。
なので初診の頃と処方はほぼ同じだ。

初診のとき、
(年齢に比して若い人だな)
という印象を受けた。
それは実は入れ歯のせいだった。
入れ歯がはずれそうになり、年齢が出た。

武下さんは外来で笑うこともあまりない。
表情が固い。
4年も通院しているのにこの固さ・・・
このままでは沽券に関わってしまう。
笑える外来を標榜している身としては!笑

本日武下さんは受診した。
いつも通り静かに展開していった。
雑談も笑いもないまま・・・
意図するところもなく何気なく
「武下さんは甘いモノって好きですか?」
と訊いてみた。
初めて表情が変わった。
「どちらかと言えば好きですね」
といいながらニコ~

ここか!

「和菓子ですか?洋菓子ですか?」

和菓子だった。
そこから怒涛の如く店の紹介が始まった。
餡子ものはどこそこ。饅頭はどこそこ。
台東区を隈なく紹介してくれた。
両国、人形町から西は麻布十番まで!

終始満面の笑みだった。
心筋梗塞も入れ歯もこれだったのか!

今は甘いモノはかなり制限している。
現在の処方で数値はすこぶるイイ。
「好き」をを大切にしてあげたい。
死にそうな大病を乗り越えたのだから。

「適当に食っていいですよ!」
あま~い主治医の大らかな医療でした。

 

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ラスベガス進出?

 

手品が趣味の岡田さん78歳。
舞踊もやっていて芸名も持っている。
浅草界隈ではそこそこ有名人のようだ。

出演した舞台のDVDを持ってきてくれる。
ありがたい・・・
毎回感想を求められるので大変だ。

冴えないダジャレが「玉に瑕」だ
やっと徹底的に受け流す術を身につけた。

芸には厳しいようだが自分には甘い。
隙あらばすぐに太る
たまに「ピストル型」の頑張りは見せる。
残念ながら継続しないのだ。

「ラスベガス目指しましょうか?
どうせなら大舞台でマジックを!」
提案してみた。
最初は「何言ってんの?」という顔だった。
外来で毎度提案する。
「ラスベガス進んでる?」
まんざらでもない感じに変わってきた。
最初の頃、岡田さんは毎回
「パチンコ屋ラスベガスじゃないよね?」
とオモシロくない返答を繰り返していた。

本気でラスベガスへの道を語る。
日本の素人芸人がラスベガスに挑戦する。
テレビ局が興味を持つかもしれない。
テレビ局の知り合いもいる。
「素人の夢を叶える」番組も存在する。
願いは必ず叶うとは限らない。
しかし、願わずに降ってくることはない!
そんな風にこっちも本気で話す。
こちらが段々その気になってくる。
岡田さんの目の色も徐々に変わってくる。

「ラスベガスですよ!太ってる場合?
日本の太ったオッチャンじゃ映えない」

効果はあったかもしれない。
見た目が少しシャープになってきた。
糖尿の数値もキープしている。

先日上機嫌で岡田さんが来院した。
娘と妻とハワイ旅行に出かけるらしい。
「ラスベガスの前哨戦?」
と訊くと
「先生にはかなわねえなあ」
と真っ赤な顔をしていた。

医師にはペテン師さながらの
演技力が必要?

かどうかは知らない・・・

 

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助言?予言?暗示?

渡瀬タカさんは76歳女性。
卓球にハマる夫は80歳。
「一緒に卓球やらないんですか?」
と訊いてみた。

40歳前までバドミントンにはまっていた。
医者の助言で止めてしまったそうだ。
「あなたは他の人よりアキレス腱が固い。
そんなあなたがバドミントンを続けると、
膝も腰も悪くなる。全身色々痛くなる」
と言われた。
それで、バドミントンを止めたそうだ。
結局数年後、膝の水を抜いた。
腰も悪くなった。
今は肩が痛いと。

医者の予言はすごい!

ホンマか?
バドミントンを止めたからじゃないの?

医者のしたことは助言でも予言でもなく、
最悪な暗示だったのでは?

バドミントンをやってなくても全身痛い。
40年近くこれといった運動をしていない。
だから悪くなってるんじゃないのか!?

40年前の医者は今より権威が強かった。
今の時代、権威は下がったかもしれない。
でも、やはり「言葉」は重要だ。
最初は教えてもらって言葉を獲得する。
次第に自分で取捨選択して言葉を得る。
採用した言葉で「考え」「思う」。
「採用した言葉でその人は造られている」
と言っても過言ではない。

40年以上先を見据えた助言。
誰に対しても、それを心がけたい。

 

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