死にません

「オシッコするとき痛いの」

3歳の娘が訴えた。
娘の排尿痛にうろたえる妻の姿。
心配そうに顔をゆがめながら報告する。

妻は医療の素人。当然のリアクションだ。
調合したクスリを塗って翌日には治った。

「絶対に不安そうな顔をしたらアカンで」
娘に対する妻の態度に対し、忠告した。
「病気になる」→「親が心配する」
この公式ができてしまうと厄介だ。

「かまってちゃん」が作られてしまう。
「病」が居心地よくなってしまう。
これは仮病などという確信犯ではない。
無意識の反応として現れる。

「病」は不安だ。不安な人はアホになる。
動揺している親もアホになる。
アホが大量生産されてしまうことになる。
(アホの意味は拙著ご参照下さい)。
[ →『病は口ぐせで治る』]
冷静になること。大丈夫と言ってあげる。
素人はそれだけでいい。
難しいと思わないこと。絶対にできる。
生き延びてきた祖先の末裔なのだから。
生命力の強さに根拠がある。
まずはそれを確信する。
その冷静さが大切なのだ。
その上で、異常事態だと感じたら?
医者などのプロに相談すればよい。

早い段階でネットへ走る?
止めといた方が無難だ。
大抵不安が増幅し、さらにアホになる。
長年ネット情報なしで生き延びてきた。

新婚当初、妻がよく風邪を引いた。
愛しい存在だから当然手厚い医療を施す。
一向に良くならない。
一週間経過した。まだグズグズしている。
ついに沸騰してしまった
「いつまで風邪引いとんねん!家でも
患者を診ないとアカンのか!」

アホになっていた。
感情的な言動に猛省している。

その後4年間、妻は一度も風邪を引かない。
多少、鼻声や咳をすることはある。
しかし、翌日には完治している。
けがの功名?

医者という職業は依存されがちだ。
「医者依存症」という病を作り得る。
医者が病を作るのでは本末転倒だ。

妻に「予防医学」を実践したのだろうか?
それとも反省が足りないのだろうか?

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

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仕事を休んだ方がいいでしょうか?

早い話が「病気でもやりたいことをやって
かまわん!」ということだ。

「医者で仕事しろって言う奴はいない」
江尻さん(78歳男性)のセリフだ。
とにかく医者は、調子が悪い患者さんには
「休みさい」と助言するそうだ。

であれば、自分は真逆の医者だ。
「学校?行きなさい」
「部活?サボったらアカンやろ」
もちろん他人にうつす病気のときは別だ。

「仕事?行きたいの?行きたくないの?」
自分で決めろというスタンスだ。
「お風呂?熱なかったらかまへんよ」
「ゴルフ?行った方が治るよ」

こんな調子だ。
自分で決めろよ!
人生の「優先順位」は自分しか知らない。

常に「一番やりたいこと」をやる。
健康は「道具」に過ぎない。
やりたいことをやれる程度の健康でいい。
余談だがお金も同じだと思う。
やりたいことがやれる程度あればよい。
目的と手段をはき違えてはいけない。

しっかり治してからやる?
治るとは限らない。
むしろ、こじらす可能性が上がる。
先送りしてやれなかったらどうするの?

「行きたくない」なら行かなければいい。
確かに「病名」は言い訳に使える。
少々幼稚だとは思うが便利に使えばよい。
「行きたくない」に忠実であればいい

「行きたい」なら制止しても行くはずだ。
それが真の意味での「自己責任」だ。

直腸がんの父は居酒屋を営んでいる。
毎日深夜まで働いている。
「調子悪い日は休んでええで」
と言っても毎日行く。
好きなのだ。
だから勝手に治っているのだ。
治してから仕事をするのではない。

重症度はさまざまだ。
常に一般化できないかもしれない。
あくまで、医師に問う余裕があれば、だ。

ご時世、「許可」するにも勇気がいる。

人間の持つ「意志の力」を確信している。
自己責任が重要なのは医師も同じなのだ。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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継母のブルース

岩本さんが男子高校生を連れてきた。
学校検診の尿検査で引っかかったと。

岩本さんは「田中さん」になっていた。
子連れの男性と再婚し、現在新婚さん。
とにかく手を焼いているそうだ。
新しい息子とケンカが絶えないらしい。
継母は息子のウソに腹が立つそうだ。

「どんなウソ?」
訊いてみた。
昼まで友人たちとマクドナルドにいた。
授業をサボったことを教師に咎められた。
担任は「自分から親に言いなさい」
と告白するよう促したそうだ。

「先生からは直接親に告げ口しないから」
とのこと。
ん??
で、息子はそのことを黙っていた。
「何でバレたん?」
継母が応えた。
「三者面談のときにバレるでしょ!」

…じゃあ結局担任がバラしたんやん

そんなに大したことかな?
良い生徒(息子)を演じる方が嘘つきや。

息子さんは自分の本能にウソつくことなく
マクドナルドに行った。
わざわざ親に告白する必要があるか?
完全なる確信犯だろうし。
「叱られたくない」という気持ちにウソは
ついてないじゃない。

と自論を展開したら大笑いされた。

で、息子登場。尿蛋白で引っ掛かった。
まあ思春期によくある感じのヤツだ。
再検で問題なくクリア。

しばし二人だけで話をした。
秋からパソコン部に入るつもりとのこと。
理由を訊ねたら、将来役に立つから
だと…
「そんなんいらんで。バンド組んだら?
モテるで」
目を輝かしていた。
「役立つことより好きなことしたらエエ」
「親の言うこと聞くなよ。ウソつくから」
と助言をしておいた。

そして最後に
「東大入り。医者になってもええで」
と言ったらびっくりしていた。
確実に彼のリミッターは外れたと思う。

二度とうちに連れて来ないかもしれない。
輝きだした一瞬の瞳を見逃さなかった。
だから大丈夫。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植