やさしさに包まれたなら

基本的に人の「目」は興味があることにフォーカスする。
目に映る全てのものは何らかの興味を持っているものだ。
興味がないものは認識にすら上がらない。
自著『病は口ぐせで治る!』にも書いたが、「無意識」は「アラート(警告)」に特に反応する。
これは個体維持のための本能レベルの機能のようだ。
危険地帯を記憶しておかないと命が危ないからだ。
つまり、ほうっておくと「ネガティブな情報」に反応し続けるわけだ。

時間の概念として物理学的な説明をする。
エントロピー(乱雑さ)が増大する方向が「未来」と定義される。
これはこぼした牛乳が元にもどせないことで実感できる。
我々は「元に戻せない」現象により多く囲まれている。
だから時間は「過去」から「未来」に流れているように感じるのだ。

「生物学的時間」というものも存在する。
「あっという間に時間が過ぎ去った」という感覚は誰しも経験したことがあるはずだ。
「年をとるほど時間が早く流れた感じがする」というのもよく耳にする。
これはどうも記憶のシステムと関連しているようだが、詳細不明だ。

有限であり、取り戻せない人生時間である。
そして体感としてもどんどん早く過ぎ去る。
「ほうっとくとネガティブ」に身を任せるのは少々もったいない。

有限時間の自分の目に映るものはできるだけ「うれしい」「好きな」もので満たされる方が幸せではないか?

思い出の写真を利用する。
よい「口ぐせ」を持ち、フォーカスすべき情報を自ら選ぶ。

それが自分を悩ませる「情報の波」から解放される方法だ。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

 

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自宅全焼

英国では今年から「孤独担当大臣」が設置されることになった。
人口6,560万人の英国には「孤独」を感じている人が900万人以上いるとされている。
友人や親戚と1カ月以上会話していないお年寄りは約20万人もいるらしい。
今後、研究や統計を踏まえ、孤独をなくす政策が練られるそうだ。

「社会的つながり」の喪失が「認知症」やその他の疾患の原因になる。
そのような報告がたくさん出ている。
「孤独」が「国家的損失」につながるとの認識が英国でなされたのだろう。

柴山さん(仮名、89歳、女性)は自宅が二度焼けたそうだ。
二度とも戦時中。米軍の「焼夷弾」によって。
壮絶な体験を聴かされ、絶句するしかなかった。

家族のうち、男性はみな徴兵されていたから、母と妹の女3人で逃げたらしい。
はじめは清澄庭園に逃げ込んだ。
しかし、木が多いので燃えやすいのではないか。
結局、清洲橋の橋の下で親子三人一晩過ごしたらしい。
帰ったら自宅は丸焼けだったそうだ。

「ショックだったでしょう」
と訊くと、
「周りも皆、同じようなものだったし、落ち込んでいる暇がなかった」
と応えられた。

柴山さんは戦争時代の体験をしばらくお話された後、
「でも今の方が嫌」
とおっしゃった。
戦中戦後はみんな大変だったので、協力し合った。
みな貧しかったし、同じような暮らしをしていた。
対して、今は格差はあるし、他の人の暮らしぶりが想像もつかない。
それが、気味が悪いそうだ。

「人間は社会的動物である」とはアリストテレスの言葉だ。
89歳の先輩に、二度の自宅全焼より嫌な世の中に住んでいると思わせて良いわけがない。

 

日本メディカルコーチング研究所
よろず相談所 One Love
所長: 原田文植





子供の医療費無料化でコンビニ受診が増えるというのは本当か?

昨日の日経新聞の記事だ。
「子供の医療費無料化という「バラマキ」が社会保障費を圧迫する」
日経は以前から社会保障費の削減にやっきになっている。
高齢者の高額医療にも基本的に反対の立場だ。
二次情報である新聞記事に対して、統計学的事実を示したい。

子供の医療費助成の拡充に伴って、その対象人口が増加している。
で、レセプト件数はどうなったか?
0歳から14歳の子供が通院した際のレセプト件数は、全国で2002年から2016年の間、1.2億から1.3億件で横ばいのまま推移している。
これは統計的事実だ。

一部メディアなどは「夜間や休日に安易な受診(コンビニ受診)が増えるのでは?」と推測する。しかしながら、実際は、夜間や休日などの時間が受診件数は72万件(2006年)から、52.8万件(2017年)へと減少傾向だ。
これも統計的事実だ。
もしかすると、医療費助成の拡充が、重症化の防止につながったのかもしれない。

わが娘は3歳と3か月だ。
実は、一度も医療機関を受診していない。
いや、必須化されている予防接種だけは、ドイツ人医師のいるクリニックで受けた。
もちろん、親が医師なので一般化した話はできないかもしれない。
小児科は感染症の宝庫である。
無料だからといって、リスクのある場所をコンビニ替わりに使う。
そんな親ばかりではないことが数字でも表れている。
特殊なケースが目につく。
これもネガティブ情報を集めてしまう人間の脳の機能の一つかもしれない。
悪意あるメディアの誘導にも注意が必要だ。

 

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植

★言葉は、身体のコントローラー。